人はパンのみに生きるにあらず                                 "Man shall not live by bread alone."    k’z(ケイズ)ブログ

2019年 05月 11日 ( 1 )

INT Colt M1903 Vest Pocket

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コクサイというのはなんとも執念深い会社だ。
ミリポリやチーフ、M19やM29・・・SAAなんかも何度もモデルガン化している。
このコルトM1903ベストポケットもその御多分にもれずリニューアルしていたモデルガンだ。
(ただし52年規制のためプラになってはいるが・・・)
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この金属製のコルト ポケットは個人的にじっくり見たのはこれが初めて・・・46年規制後は製造されていないものなのだ。
実際には規制以前もショップ(といってもオモチャ屋だが)で見たことが無い。
製造数が少ないのか?、人気が無く流通数自体が乏しかったのか?
今回じっくりと手に取って分かったのが非常に手の込んだ造りだ。
そこで思ったのは歩留まりが悪く、流通数が限られていたのかもしれないということだ。
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ある意味この時代では一歩進んだ再現性を持つ部分が多い。
それだけにバレルの分解方法は惜しまれる。
ここがのちのCMC ブローニング380と同じラチェット式だったら・・・
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発売当初は¥3,500だったのがその後¥2,500と安くなっている。
やっぱ人気も無かったのか・・・そりゃあPPKやチーフなんかとは比べられないだろうが黒澤監督の映画「野良犬」では準主役だ(?)
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この個体は未発火のようなコンディションを保っている。
ただ・・・若干の虐待を受けた痕跡の見られるが。
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全長は実測で115㎜重量は328g。
(因みにその後のプラ製は232gだ)
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スライド後部はのちのCMC ブローニング380と同じで感激する!
エジェクションポートの上縁部にぶつけた痕(虐待痕)が見られる。
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実銃にはないトップリング(バレルブッシング)が見られる。
これはバレルをスライドから外す時の”逃げ”を確保するためだろうと思う。
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いいヒップだねぇ!
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鉄製削り出しのエジェクターはガッチリとバレルに固定されている。
実物においてはエジェクターというパーツは存在せずに、スライド後退時にストライカーから長く伸びた撃針部分がブリーチから飛び出してその役割を果たしている。
バレル前部周囲には分解用の滑り止め溝があるので、この個体は初期生産品だろう。
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驚くことにシアーの上面(ストライカーを保持する部分)は鉄の別部品で、亜鉛製の下部パーツと合体している。
おっそろしく手の込んだ造りに失禁+脱糞しそう(笑)
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二度とモデルガン化されることのないコルポケ。
ましてはこれを越すような機構を持ったものは望むべきもないが・・・

それだけにバレルだけが惜しまれる貴重なモデルガンだ。


今回のINT コルトポケットは再仕上げをご依頼されたもので、オーナーさんの御厚意でレポさせて戴きました。
誠に有難うございました。
全国の真摯なモデルガンマニアを代表して御礼申し上げます。



by 1944-6-6 | 2019-05-11 23:00 | 絶 版  国 際 | Comments(10)