"人はパンのみに生きるにあらず" (ケイズ ブログ)

"HWS Smith & Wesson Model1899" の分解

\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18423003.jpg
先日HWSが発売した東京店カスタムのS&W Model1899を別売の”分解組立専用ツール”を使ってバラしてみる。
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18401976.jpg
サイドプレートを外してみたメカはリバウンドレバーが付いたこと以外は同社のヴィクトリーと全く変わらない。
ここが問題で実際のM1899は内部のパーツがすべてヴィクトリー(M1905)とは異なるのだ。
まぁいいや(笑)
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18415213.jpg
コッキングしたところ。
ハンマーの中途半端なコッキングポジションは相変わらずだ。

それでは分解に入ろう。
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18401961.jpg
既にシリンダーとサイドプレートは外した状態から・・・まずはハンマースプリングスクリューを緩める。
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18402710.jpg
ハンマーとスプリングを外す。
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18402738.jpg
サムピースを外す。
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18415206.jpg
これが分解組立専用ツールだ。
左端の長円形部分がサムピースを取り外した穴に入る。
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18421476.jpg
何やら複雑な形態をしている。
ステンレスの削り出しで製作されたゴージャスな治具だ。
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18403321.jpg
専用ツールをこんな感じでフレームにはめ込む。
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18403466.jpg
サムピースの穴からこのくらい飛び出していないと機能しないうえに弾けて外れ危険だ。
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18404650.jpg
その後上のネジを締めこんでいく。
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18404559.jpg
そうするとリバウンドレバーにテンションをかけていたトリガースプリングが下方に押し下げられる。
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18405423.jpg
その状態でトリガーとリバウンドレバー一緒に外す。
これが結構手間取るのだ。
その際、ペンチなどで引っ張るとアルミ製のリバウンドレバーが傷だらけになり心が折れる(笑)
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18405449.jpg
リバウンドレバーの中にはトリガーバーが入っているので気を付ける。
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18410098.jpg
外すとこんな感じ。
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18411046.jpg
専用ツールを外せばトリガースプリングが外せる。
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18411022.jpg
これが今回の目玉の一つ。リバウンドレバーピンだ。
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18423019.jpg
こんな感じでネジ式のリテーナーでフレームに固定されている。
(このパーツを外し必要はないがリテーナーが緩んだら締めておこう)
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18412127.jpg
リバウンドレバーが付いたこと以外これといった変化はない・・・が、ここにきてHWSは実によくやったと感心した!
形状や加工精度ももちろんだがスプリングテンションなどは何度も試作して組み込んで作り直すという工程があったと思われる・・・バネ材の厚みや焼き入れ等々。
何気ないけど板バネを組み込んでちゃんと作動させるのは大変な努力が必要なのだ。
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18412117.jpg
トリガーの中にも追加部品が組み込まれている。
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18421409.jpg
シリンダーの分解はこんな感じでヴィクトリーと同じだがセンターピンは突き出ない。
銃身下のロッキングボルトが無いからね。
\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18400861.jpg

\"HWS Smith & Wesson Model1899\" の分解_e0162444_18400955.jpg


by 1944-6-6 | 2025-11-05 20:00 | ハ―トフォ―ド | Comments(2)
Commented by クリニック射的部 at 2025-11-05 20:35
流れるようにパーツが外れていくオートと違い、リボの分解は指に刺さるピンや飛んでいくスプリングとの攻防ですよね。ハドソンの拘縮1917のボルトのリバウンドアームの爪との接点を溶接で肉盛りして連動を復活させたときは、調整のために延々と分解と組み立てを反復。
完成時には指が引きつって拘縮してました。
Commented by ゲベール at 2025-11-05 23:19
ここまで再現してくれた努力は本当に素晴らしいのに、つくづくハンマーポジションが残念でなりません😢
設計された方はここまで拘っておいて、画竜点睛を欠くって事に後悔したりしないんですかねぇ┐(´д`)┌