軍用ガバのグリップ
あと幾つかコレクションがあった気がしたが・・・手に入れたのが何十年も前なので記憶が混濁しているのか(笑)
取敢えずこの2種をアップ。
コルト以外のレミントンランド、イサカ、ユニオンスイッチ&シグナル社製造のM1911A1に使用された。
色味はドラブ・ブラウンでベークライトっぽいプラ製。
というのはM1ガランド等のパーツナンバー(ストックナンバー)は戦後になって名称が変更され、元々のナンバーの前に”55”が追加された。
このグリップもそうなのかと思った次第。
色味はドラブ・ブラウンだがベークライトなのか・・・?
ネット配信で知られるPecoさんは、ミント状態の1943年製コルト社M1911A1を所持しておられますが、グリップを外して裏を確認したらKeyes社製だったという話を聞きました(画像も送って貰いました)。恐らく、当時、コルト社は本体の製造に忙しくグリップまで手が回らず、不足分をKeyes社が供給していたものと想像しています。
市場に出回っているWW2グリップは多くがkeyes社製で、コルト社製は少数なのもそれを裏づけていると思います。
材質は、ナイロン系の樹脂ではないかと思いますが、最初期は強度不足で割れ等があったものの、その後はは安定していたようです。
そこで疑問。コルト社は、1947年からコマーシャルGMに樹脂グリップを採用し、1950年代前半までは順調だったものの、中期から明らかに材質が代わり60年代まで生産されたものはGMに限らず、多くにシュリンク及び変形がみられます。なぜ、当時、安定した樹脂グリップの材質を変える必要があったのか、いくら考えても謎です・・・。
木グリもイイですがプラはプラでいいんですよね。
特にSAAなんかのエボナイト(硬質ゴム)製やベークライトのグリップは本物の迫力がありますよね。
どの資料を信じるかは疑うことはできますが完全な証明は僕には無理なんで騙されることもあると思っています。
先日もS&W M1917の製造数が気になりイロイロな資料を見ていましたがどれも生産数が異なっていました。
さてどうしたものか?と思いました(笑)
戦後アルファベットは65に置き換えられstock numberに改変されました
判りやすくて素晴らしい解説です!