マルシン製PPKのグリップ
今回は実物ではないが実物から型取りして制作されたB.W.Cのリプログリップを基に弄ってみる。
B.W.CのPPK用グリップはマルシンのモデルガンにジャストフィットする非常に良く出来たものだ。
形状的には実物と同じと言って過言ではない。
色味も良くて再販を望みたい製品の一つだ・・・が、ちょっと高いのが痛いところかもしれない(笑)
二つを合わせるとこのくらいズレている。
これがマルシンPPKをカッコ悪くしているのだ。
今回はマルシンのグリップのバックストラップ部分を切取りやや角度を付けて接着してみた。
2㎜程上下幅が短いがチェッカーとのバランスもあるので止めておいた。
銃に取り付けてしまえば判らないはずである(ヒドイ話だ)
色味も黒ではつまらないので適当な茶色で塗ってみたが・・・イイじゃん!
実物やB.W.Cの代用には十分である。
ついでに金属のマガジンボトムにも茶色を塗ってプラっぽくしてみたがこれもイイ感じだ(かなり自分が好きな奴だ)
ブラボー!
しかし、安直にPPK/Sのスライドを乗せているので刻印がPPK/Sとなっていることに気づく・・・しまったorz。
例の”気になる隙間”も無いし、トリガーガードは実物に合わせてアールを滑らかにして、
イヤな刻印も無く消してチャンバー部も鉄になってスペシャルなPPKになった。
リアサイトをやや小型化してツヤツヤのエイジングしたら終了だ。
年末だし出品するつもり・・・って、年を越すにはいろいろと銭が必要なんだよね←おめぇーだけじゃねぇよ!(笑)
PPKからP38に至るグリップの話
実物のPPKのグリップは、ラップアラウンドタイプと呼ばれる1ピースタイプで、ベークライト樹脂の割れ対策として内部に鉄板の補強がされていました。P38のグリップフレーム形状もPPKと同じで、グリップもラップアラウンドタイプでしたが、恐らく生産性向上のため、補強の無い2ピースタイプを採用しました。当時、この判断は間違いだったのではないかと思います。ゼロシリーズによる軍内テストの結果、当初チェッカータイプだったのが、1940年に横溝タイプに変更されましたが、強度不足によるものだったと想像します。グリップの脆弱性はその後も継続しており、1944年にはポリアミド6と呼ばれるナイロン系樹脂も一部に採用されましたが、やがて敗戦。大量のP38を接収したロシアは、終戦直後、独自にP38用のグリップを生産しましたが、面白いことに、横溝は反対に膨らんだ形状でした。これも、恐らく脆弱性を補強するためだったと思われます。戦後、ワルサー社は、粘り強度の高いナイロン樹脂が開発されたことにより、滑り止めに優れた戦前のチェッカータイプを再び採用しました・・・めでたし。
夏にあったイベントでそのロシア製グリップを見ました!
店主に「これ面白いだろ」と渡されたのですが全く何が面白いのか気づきませんでした。
メチャクチャ近くから見ると「おっ!出っ張とる」ってわかりましたが、汚れが無かったせいかチラ見ではまず気が付きませんでした。
汚れていれば判ったかもしれません。
僕もCAWにはB.W.Cの大戦タイプを付けてます。
余ったCAWはCMCに取り付けられるようにしてオクで売っちゃいましたけど。
RZMならいざ知らずあの鷲マークは好きくありません。
それよりワルサーバナーが欲しかったですね。
グリップの色は・・・残念です。
エンブレーブされている割には、なんか貧乏臭い感じのインターアームズ製ステンレスモデル
http://photobucket.com/gallery/user/mm6mm6/media/bWVkaWFJZDoxNjE2NjA2NQ==/?ref=
戦前の伝統を守るかっちょ良いワルサー製のPPK
http://photobucket.com/gallery/user/mm6mm6/media/bWVkaWFJZDoxNjE2NjA2Mg==/?ref=
凄い情報をアザース!
確かにマルシンそっくりなグリップが付いていますね。
それはイイとしてセフティは傾いているしトリガーガードも著しくズレているし・・・
本物かを疑いたくなるPPKです(笑)
せめてグリップだけでももーちっとマシなのを付ければいいのに。
その点モデルガンマニアの方が律儀です。