ハドソン製 U.S. RIFLE 7.62㎜ M14
軍用っぽいフォルムはいつ見ても素晴らしい!
後にアルミ製になってしまうのだが今回のM14は鉄製の初期だ。
ケイズに来た状態ではハンマーすらまともに落ちないことがあったが今は完璧に作動する。
モデルガン本来の楽しみが満載なのだ!
軽く艶出しをしてオイルステインで色味を落ち着かせている。
このストックだけでも価値がある感じだ。
実物の場合、分解時などにトリガーガードを目いっぱい引き起こすとハンマーがコックされるのだがハドソンのはコックされない。
M1ガランドも同じだがコッキングされないとなんか気持ち悪い。
ちゅーことでコッキングできるように加工している。
どーでもイイことだがエンスーなマニアにはわかってもらえると思う。
カートのショルダー部分にあたってしっかり止められるように真鍮製のスリーブを作りチャンバーに固定した。
これでちょうど良いヘッドスペースを確保できたのでしっかりエキストがリムを喰いついてくれるようになった。
これでちゃんと排莢できる!
カッコイイ!
仕上げも素晴らしい!
イスラエルやUSの308の100円弾もありました。
懐かしい時代を思い出します。
この話、分からない方も多いでしょうね?
昔から「14好きな人間に悪い人はいない」とまで言われている神々しいテッポーです。
友人にはAKとか好きな方々が多いのですが・・・
なぜ人は、ああも簡単に悪の道に入ってしまうのでしょうか?(笑)
友人と射場に行ってその友人がどこぞの軍用弾の308でレミントン700を撃っていました。
たまたま見ていたら「かすかに音はしたけど反動が無い!」ということで排莢してみると・・・
プロペラント・パウダーが入っていなくてプライマーだけで弾頭が発射され停弾してました。
鉄薬莢のグリーン色のケースだったけど・・・一応軍用だし・・・戦闘中だったら死んでたなって出来事でしたね(笑)
M14は、フルオートのアサルトライフルという開発コンセプトからすれば、弾も銃も中途半端で失敗作だと思いますが、セミオートの狙撃用ライフルと視点を変えれば、かなり優秀なライフルだと思いますね。ヒョウタンから駒とはまさにこのことでしょう。
鋼鉄からアルミ合金そしてプラスティック・・・
4.5㎏のM14ライフルと20発フルロードのマガジン750g、3㎏のM16ライフルに30発フルロードのマガジン490g。
僕が兵隊さんで広大な場所や相手がクマのごとき敵ならM14もイイですが・・・やっぱ軽いテッポーに弾いっぱいの方がイイかなぁ。
M14のエピソードで私が知っているのは、ベトナム戦争時代の海兵隊スカウトスナイパーであるチャック・マウニーの話です。
軍の記録で216キルの可能性があり(内103キルは確認)短期間で多くの狙撃を成功。
戦闘は夜間観測手と2人で警戒してマウヒニィは川を渡ろうしてる北ベトナム軍(NVA)を発見。渡った先には前線基地があり奇襲の為、警戒しながら川を渡る北ベトナム軍をみたマウヒニィは、M40ではなくて連射できるM14を選択。第一世代型スターライトスコープなのでぼんやりとしか見えない敵兵を続けざまに狙撃。16発で16人を狙撃して前進を阻止。
ベトナムから戻ったチャックは、キャンプペンドルトン射撃講師として過ごした後、1970年に退役、その後米国森林局に勤め結婚、奥さんも含め誰にもベトナムでの話や狙撃手としての話は、一切しなかったそうです。1991年に仲間の狙撃兵の本によって初めて人目に出たそうです。
ベトナム戦争のの話ですいません。
M14は狙撃ライフルとしてかなり優秀で有った様です。
真鍮の分は外見が古いだけで、使用には支障ありませんでした。
真鍮ものが完売した後にロシア製が販売されたように記憶しています。
初期の夜間スコープはメッチャ重くて大きくておまけにM14にはオフセットして取り付けるので凄く使いにくいです!
でも暗闇で見えるアドバンテージは非常に大きい。
以前覗いた感じでは画像は悪いですが真っ暗闇の中ではっきり人が見えました。
「羊たちの沈黙」のラストシーンのようです。
確かにラッカーが塗布されている感じですからね。
ダミーカートを作るのでリサイズしてタンブラーに入れたらピカピカの銀色になって驚きました。
それが案外売れたのはまたまた驚き!・・・以前の職場での話ですが(笑)