"人はパンのみに生きるにあらず" (ケイズ ブログ)

S&W リバウンド スライド スプリング ツール を造る

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専用ツールというのはマニアックでどこか心をそそるものである。

先日、HWSのスマイソンを整備した時にリバウンド スライド スプリングを入れるのに難儀した。
モデルガンの場合、各社でスプリングの長さや強さが異なっているのだが、HWSの場合は強くて長い。
他社のものならドライバー1本で事足りるのだがHWSのものは大変だった。
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実物の場合にはこの取付作業のために”リバウンド スライド スプリング ツール”と称する専用ツールがある。
今回、これを造ってみた。
HWS以外はほとんど必要はないが・・・使ってみたいのだ。
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こんな感じの先が二股のロッドだ。
全体がクランク状に曲がっている。
ロッド径は5㎜でリバウンド スライド スプリングとほぼ同じ太さだ。
切られた溝は3㎜強である。

実物の場合、リバウンド スライド スプリングを抑えるピンが2㎜くらいだが、モデルガンの場合メーカーによって太さや形状すら異なる。
一番太いのがHWSの3㎜なのだ。
おまけに段が付いていてドライバーなどではスプリングを装着しにくい。
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スプリングを装着する際の使い方としては、スプリングの後部を押してリバウンド スライド内に押し込みピンに嵌めるといったものだ。
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グッと押し込んでピンに嵌める。
やはりかなり楽だ!
ただしスプリングがしなるのでちょっとしたコツがいる。
慣れれば面白いように嵌められるようになる。
しかし・・・メチャクチャ・・・ラクダ~!
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外す際にも使える。
グッと押し込んでリバウンドスライドを持ち上げればOKだが、飛び出すスプリングに気を付けねばならない。
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スプリングをツールで抑える際に今一つグラつき安定しないのはスプリングの処理にもあるようだ。
モデルガンのスプリングは巻き始めの処理が写真上のように線材を切っただけだが、実物の場合は写真下のように平面処理がされている。
ここにグラつきやすい原因があるようだ。

ということで写真のミリポリのスプリングも端を削ってみた。
やはり格段に抑えやすくなるだが・・・
しかし一年間にHWSのKフレを分解/組立することはどのくらいの頻度であるのだろう?

う~ん

それを考えると・・・なんとも自慰的な喜びにしかならないようだ(笑)



by 1944-6-6 | 2017-09-08 20:00 | シリーズ 「拘ってみる」 | Comments(2)
Commented by monco at 2017-09-09 05:39 x
この専用ツールは便利ですよね。
僕が知ってるのは大型のマイナスドライバーの一部を削ったもので、鈎の部分でスプリングを押込み、ドライバー本体でリバウンドスライドを上から押さえるというものでした。
Commented by 1944-6-6 at 2017-09-09 16:55
>monco 様
いつもコメント有難うございます!

Webで見るといろんな形状のものがマスプロ品やカスタム品で見られますね。
僕もドライバーでも事足りる気はするんですが・・・YouTubeで見たら作ってみたくなったんですわ。
確かにあると便利だけど・・・モデルガンじゃ無くてもいいかもですね(笑)