"人はパンのみに生きるにあらず" (ケイズ ブログ)

コクサイ ピースメーカー

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以前、中古で手に入れたコクサイのコルト シングル アクション アーミー リボルバーだ。
1stタイプということで期待していたのだ。
写真を見る限り悪くはないイメージだ。
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手に入れてみると個人的には結構”痛い”ピーメだった。
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基本的にはマルシンのバット・マスターソンと同じと呼べる製品で、トリガー・スクリューとボルト・スクリューを止めるネジ部がフレームと別部品になっている超お手軽な部品割だった。
これを見た時にこのピーメの我が家でのヒエラルキー的な位置づけは決まった。
最下層である。
厳しいかもしれないが人間やっちゃいけないことはあるのだ!

そのせいかタナカのグリップにバットマスターソンのハンマー、不明のトリガー装備とチャランポランなSAAになっている。
グリップは案外ラインは合っているがボトムが1㎜程長い・・・のだが、削って合わせるほどの愛はないのである(笑)
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子細に見ていくと驚くことにライフリングの山/谷が逆である。どうしてこういう表現になったのかは想像もつかないが改造防止・・・ということで納得する。
おまけにエジェクターチューブの付き方がどことなく変かもしれない・・・が、こういったピーメもこの世の中にはあるのかも知れない(大人だなぁ)
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しかしエジェクターチューブがこの位置だとやはり問題だ(やはりしつこい性格だった)。
コクサイSAAは1stなのでベースピン・スクリューはフレーム下にあるのであまり感じないが、その後のクロスボルト式のベースピン・キャッチだったらこちら側のスクリューの位置が変なところに来てしまう。
この際は無理からストアキーパーかシェリフズにしてしまうしかないのだろうか(苦笑)
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これまた安全対策から45ロング・コルト弾の装填は全く無理だ。
シリンダーのチャンバー内径から見ると41マグナム等は入らない。
かろうじてコルトM1877サンダラー(ライトニングの41口径仕様)の41ロング・コルト(LC)弾の薬莢のみ装填できそうなのだ。
それならば刻印もそうして41 LC仕様にすればメチャマニアックなモデルガンになったはずだ(笑)


因みに何故に同口径の41マグナムの薬莢は入らなくて41 LCは入るのか・・・
それは41 LC弾はヒール弾頭(heel-base/heeled bullet)という今ではあまり使われない弾頭を使った形式の弾薬だからだ。
今でも22LRなどは薬莢径と弾頭径が同じだが、これは薬莢に入り込む弾頭部分を細くてして薬莢と同径にした古い形式の弾薬である。
それゆえにその形式の41 LC弾は装填できそうってことなのだ。

でも・・・問題はそんな薬莢が手に入るかなのだ(笑)



by 1944-6-6 | 2017-07-17 21:00 | 絶 版  国 際 | Comments(2)
Commented by monco at 2017-07-18 10:31 x
トリガースクリューとボルトスクリューをとめるネジ部が別部品とは?まったく想像できないです。
スクリューを外したらフレーム内部に分割部品があって、それにネジが切ってあるってことでしょうか?

むかーし、一度ショップで見せてもらったとき、ご指摘のようにチャンバーが狭すぎるのは気になりました。
どういう意図なのか分かりませんけど。
エジェクターチューブの設置位置が高過ぎるのは気づきませんでした。
シリンダーインサートを避けるためにわざと変更してるんでしょうかね?
Commented by 1944-6-6 at 2017-07-18 20:52
>monco 様
そうです!フレーム内にネジを切ってある板を入れるんです。
マルシンのバットマスターソンも全く同じです。
ピーメにあってはいけない省力化だとは思いませんか?
僕的にはあれはダメですね(笑)