CMC Western Carbine M-92

このモデルガンはCMCが昭和46年の第一次規制後に発売し、52年(1977)規制以後もSMGマーク付きでラインナップしておりCMCの最後を看取った息の長いアイテムだ。
だがしかし、このM-92は52年規制前と後(SMG)ではどこが変更されたのかは案外知らない輩が多い・・・というかそれほど人気がということか!
規制に合わせてガス・バイパスが付けられたことが大きな変更点なのだが、メカマニアにとってはもっと大きな変更があった。

この部分が改良されてしまったのだ!
このエジェクターの部品割は実物と全く同様だ。
このCMCのM-92の製作にあたっては当時赤坂にあったウィンチェスターの代理店に六戸部さんらが訪れ実物のM-92を取材して製作した・・・と、当時の月刊Gun誌ネモチュー氏(古くは西江剛)のレポにあった。
余談だが、以前実物を分解する機会があったが、CMCの分解手順と全く同じで迷うことなく行えた。
う~ん! CMCさすがである!

まぁ、分解などはやり易くはなったのだが・・・
しかし、メカマニアとしてはやや寂しいものがある。

ロストワックス製作された鉄製だった。

元々はオリジナル寸法のようだが、CMCのカートはヘッド部中央が可動式のため実物そのままのサイズでは作動に向かないようでツッコミを起こしやすく長さを調整したのであった。
この改良で40年間気持ちのイイ装填/排莢を楽しんでいる。
購入当時は若気の至りで発火もさせたが長物ゆえ平玉火薬10粒でもたいして迫力がなかった。
やはりピカでなけりゃあダメか(笑)

これ以外にもカートリッジ・ストップというパーツの止めがフレームサイドからフレーム下部に変わった。
その為、SMGにはフレーム下部フィンガー・レバー直前にそれを止めているネジの頭が見える。

なんだかんだと問題の多いSAAだがパッと見はイイ感じである。
コクサイのSAAに関してはいずれレポしてみようと思っている。


ボルトが違うの知ってましたが、レバーまで違ったとは・・・
初耳、勉強になります。
M1892は、スリムで絵になりますね~
ウエスタン映画では、1860年代の時代設定でフォアグリップを外してヘンリーに見せかける可愛い演出?もありますし、
いい加減な時代設定のアメリカウエスタンには欠かせない存在ですぜ~
鋭いところです。
確かにSMGではフィンガー・レバーの先端部の角が丸くされています。
このためファイアリング・ピンのロックはされません。
元々二つに分かれたフィンガー・レバーの角の部分でファイアリング・ピンを押し下げていたのを片側1つで作動させるのに無理が生じたのではないでしょうか?
やはりマニアとしてはチト寂しい変更ですね。

これを馬に乗りながら片手で回して撃つのが男のロマンですよね(笑)