"人はパンのみに生きるにあらず" (ケイズ ブログ)

Walther P.38 by Marushin

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モデルガン好きを語るオヤジーでこのP.38を知らない奴は、背中にチャックがあって中身に宇宙人が入っているはずだ。
そのくらい当たり前で、一度は買ってしまうモデルガンではないか・・・と思う。
しかしフルアクションの金属製が姿を消してから38年がたとうとしている。
現在巷にあるのはマルシンのプラスティック製モデルガンのみである。
???
ガバは狂ったように氾濫しているのだが。

マルシン射精のモノも発売から30年は立っているかと思うが、フォルム的にはイイ感じだが いかんせん表現がレトロ的で細部的にはちょっと痛い。

ちゅーことで弄ってみることにした。
ただし9mmショート用のマガジンやブリーチは触らない。
あくまで外見だけだ。
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取り敢えずこのくらいは弄りたい
エキストラクターはスライド強度を鑑み貫通させることは止めて、ABSから切り出したダミーを固定している。
見ているとブリーチ共々作り直してフル作動ってのもそれほどのことはなさそうだ。
しかし、今回はオミット。

ロッキングリセスはやはり貫通させたいところだが、やってしまったらブローバックは強度的に避けたほうがよさそうだ。
あくまで雰囲気重視の加工だ。

バレルのエキストラクター・カットはダミー・エキストラクターを付けたら必ず必要な加工である。
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フレームは先端部の形状を修正している。
マズル・クラウンも表現。
この辺は判る人しか気づかないがエチケットとしての加工だろう。

スライドストップの指掛け部を短くし下部をプレス加工風に丸みを付けた。
トリガー形状も弄っているのだがマルシン射精は前後幅は足りないのでイマイチ素敵な形状にならない。
裏側にパテを盛るかアルミなどで作り直すかないようだ。
(でもアルミはブリネル硬度で怒られちゃうか)
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スライド/フレーム共に面出ししてヘアラインを入れた。
実物グリップもやる気になれば取付られそうだ。
(フレーム肉抜き/スクリュー位置変更/スイベル位置変更等々)
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トリガーガードのヒョウタン形状を直線にすればac41も出来そうだ。
セフティの彫りこみ部分にはミーリング加工のツールマーク跡を入れたが中途半端だった。もっとバッチリ入れたろう!

ホントは いたる所に打刻されているバッフェンアムトを入れたいのだが・・・こればかりは僕の力じゃ無理だな。
残念!


by 1944-6-6 | 2015-09-24 19:16 | マ ル シ ン | Comments(7)
Commented by Schutze600 at 2015-09-24 22:19 x
惜しい! エキストラクターの後端が3mm位長いので、ZEKEを参考にカットしてプランジャーを再現してください。
スライド部分の後にある横溝(でべその部分)は、エキストラクター分解時に細いドライバーを差し込んでプランジャーを圧縮するための溝ですが、裏側からエキストラクターを押し出せば簡単に分解可能なことから、1943年5月に廃止され円形になりました。同時にフレームのスライドストップピンが入る部分が発射の衝撃でクラックが入る事例が多発したらしく、トリガーガードの形状がダルマ型の強化フレームになりました。
つまり、マルシンP38は、設計者の六人部氏が気づいていたかどうかわかりませんが、1943年5月以降の後期フレームとそれ以前の初期スライドの組み合わせのトランジション(移行)モデルということになります。実物にも多数存在します。
ちなみに、ネットで、現存するナポソロの実物アンクルガンとして紹介されているモデルは、1941年製のワルサーの初期スライドに43年以降のフレームを組み合わせたハイブリッド(要するに寄せ集め)モデルです

マルシンプラP38はこの直前の(誰が設計したか知りませんが)BLKモデルのデザインがあまりにに酷く不評で、すぐに六人部氏のこのタイプに変更され、当時、P38ファンとしては大感激したものです。私も各バリエーション合わせて10丁以上買いました。
でも、さすがに今見るとツッコミどころ満載で、CAWあたりにマルゼンのガスガンレベルの外観のモデルガン発売を切に望んでいるところですが・・・・
Commented by Kawa-H2 at 2015-09-24 22:59 x
マルシンからショートリコイル&プラグファイアカートとして発売されたP38をすぐ買って、いまだに持ってます。さすがに今はもう撃ちませんが。
手先が器用ってのはうらやましいです。私も昔は自信があったのですが、カスタムガバ全盛期の頃のいろんな方の作品やパン様の細かい細工を見ると自信喪失です。
そして「射精」の連発におじさん赤面です。
Commented by ファイアーブルー at 2015-09-25 00:34 x
私も以前、ダミーエキストラクター制作にチャレンジしましたが、結果はゴミ箱行きになりました。
その後、コマーシャルモデルとミリタリーの2丁をキットモデルで購入してますが、この画像見てたら再チャレンジしてみたくなってきました。
しかし先日のマカロフもそうですが、いつ見ても角が丸くならずビシッと平面だしが美しいですね。私がやるといつもボブチャウスペシャルのように、角が丸くなる。。。。。(-_-;)
Commented by 1944-6-6 at 2015-09-25 15:43
>Schutze600 様
マニアックなコメント有難うございます。
Schutze600さんはZEKEのP.38をお持ちなのですね。
3㎜とはZEKEもしくは実銃を計測したことが無い限り出てくる数値ではありませんから・・・(邪推ですが)
確かにマルシンエキストラクタースリットはおおむね3㎜長いです。
実物に則する為にはスリットの後端を埋めて作り直さねばならない感じですが・・・

指摘されるとは思いませんでしたが・・・後ろ指さされるのは江戸っ子としてメンツが立ちません。
かといって人に言われてからやるのは江戸っ子の性分に合いません。

ということで今回は Let it be 。
気が向いたらやるってことで・・・
Commented by 1944-6-6 at 2015-09-25 15:50
>Kawa-H2 様
実を言うと僕自身はP.38があまり好きではありません。
嫌いと言うわけでもないのですが・・・優等生っぽい感じがイマイチ駄目なんですよね。
でもZEKEのP.38を見てからマルシン射精のモデルガンをディテールアップさせたくて・・・
今回始めたわけです。

ルガーは大好きなんですけど・・・(鋼鉄製に限る)
Commented by 1944-6-6 at 2015-09-25 15:57
>ファイアーブルー 様
1回目より2回目・・・100回目より101回目のほうが上手くなるもんです。
手作業で精度良く仕上げるコツは、作業しながら「僕は機械だ!工作機械だ!」と自分に言い聞かせると綺麗に仕上がります。
野外で写真を撮る時もぶれないように「僕は3脚だ!」と唱えながら撮ると案外ぶれません(って、ホントきゃよ)
要は自己暗示かな。

実際、男性は皆さん基本的に3脚なわけですが・・・(笑)
Commented by PRODUCTS ZEKE at 2015-09-25 19:25 x
おかげさまで?今頃になってか「ZEKEのP.38は買っとけばよかった。」と言ってる方々が多々おられるようで。