人はパンのみに生きるにあらず                                 "Man shall not live by bread alone."    k’z(ケイズ)ブログ

拝啓 南部麒次郎 様・・・ハドソンでご無礼いたします! ピシッ!

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なんだ、なんだ、ハドソンきゃよとお嘆きの貴兄へ・・・

僕がモデルガンと言うものに興味を持ったころから既にその異彩を放っていたのだ。
1970年ころだったか・・・
子供だった僕は全く興味がわかずド無視だった。

子供の頃は全然気にならなかったものが、歳を追うごとに気になるって事が良くある。
テッポウではベレッタM1934、モーゼルC96、コルトコマンダー・・・そして今回の南部十四年式だ。
こうしてみるとハドソンモノが多い。
やっぱ、ハドソンって異常なくらいマニアックなメーカーだったのだろうか?
(そうでなきゃ、マドセンなんて作らんか・・・納得!)

ハドソーーーン! 
還ってきてくれぇぇぇーーー!

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半自動拳銃と言うよりリボルバーのようなイメージの細っそりとした銃身。
実銃を見た人によるとかなり、銃身の肉厚はかなり薄いとのことだ。
ただし、ガバの銃身も肉厚は結構薄い気がする・・・45口径くせに!

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なんか日本的なフォルムが心地好し!
個人的には後期型のダルマ型トリガーガードが何とも言えず好きなフォルムなのである。
独立したボルトストップが無いのは若干使いづらい。

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通常分解は工具無しで行える・・・はずだが、それは実物のスティールでの事だ。
ハドソンの場合、左右のグリップを外しトリガーガードを固定しているピンを抜かねばならない!・・・って、周知の事実だが。
まぁ、気まぐれで本物風に写真を撮っている。
間違っても、マガジン前面に脱落防止スプリングの入る切欠きがありませんが・・・そんただことを言ってはいけない。
言ってもハドソンはもう無いのだから。

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ハドソン南部のウィークポイント・・・ファイアリングピン。
カートを入れての空撃ちなら前面が潰れるだけだが、カート無だとコッキング部分がモロにボルトに激突する。
このN-1南部も御多分に漏れず崩壊寸前だ。
因みにこの部分は実物より長いのだが、それによってボルトを放して装填した場合、完全閉鎖の手前でボルトがファイアリングピンのこの部分にあたって止まる。
つまり、暴発防止の苦肉の策って訳だ。
MGCの金属M16が同じような手を使っていた。
プラ製センターファイアが当たり前の今では全くの無用だが当時は頭を使っていたのである。
装填時の暴発は怖かったもんねぇ!(そのせいか今でも自動式の猟銃を装填する時ドキドキするオヤジーであった)


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ここにハドソンの南部式自動拳銃に対しての敬意を感じた。

グリップ後部の四角いヘコミだ。

御存じの方も多いが、これはボルトを作動させた際に閉鎖を解かれたロッキングボルトを下降させるロッキングリセスの加工穴で実物は貫通している。

ハドソンN-1南部には残念ながらロッキングボルトは付いていないので、この部分は全く必要もない。
しかも金型では抜けない部分である。
それをハドソンはフライスによる後加工で「表現」している!

素晴らし!

こういう愛のある再現こそ日本人の持って生まれた「おもてなし」だと思う訳である。
ウウッ、ハドソンさん・・・いろいろ馬鹿にしてすみませんでした。
高度成長期の日本で誰にも気づかれない様な所の表現箇所を、必死にフライスをかけている昭和のオッサン達の姿が目に浮かぶ。

ああっ! 古いモデルガンには恐れ入る事ばかりだ。





by 1944-6-6 | 2014-09-17 22:03 | 絶 版  ハ ド ソ ン | Comments(15)
Commented by どこぞのオヤジ at 2014-09-18 00:31 x
それでも?いまだに「買ったらハド損。」って感覚ですな。
と言いつつグリスとかM1917とか357ブラホとかN3南部とかベアキャットとか32オートとかローマンとか?
ずいぶんとハド損してるような気がするです。
Commented by 1944-6-6 at 2014-09-18 00:56
>どこぞのオヤジ 様
僕の友人でHUDSONを「不動そん」と読んで敬意を表しています。
モデルガンを始めた頃に箱出しで遊べていたら、分解や調整などしていなかったと思います。
そしたら、のめり込むこともなく幸せな人としての生活をしていたんでしょうね。
あ~あ、損した。

Commented by カバ男 at 2014-09-19 16:48 x
青春の苦悩つうのを知って、子供はオトナになってきたのデス。
「なんで動かないのかな~」とか「折れてばっかじゃん」とか。
え?そこじゃないの?!
Commented by どこぞのオヤジ at 2014-09-19 18:37 x
嗚呼、それでオトナは動くオモチャに頼るんだぁ。
Commented by 1944-6-6 at 2014-09-20 10:00
>カバ男 様
ど~も僕の周りにはオトナになっていないオッサンが多いのですが、青春の苦痛が足りないのか それとも青春が無かったのか・・・
若い頃は夢と未来は正比例すると思ってましたが。
まぁ、この歳になってしまったら楽しく可笑しく生きるのが一番!


Commented by 1944-6-6 at 2014-09-20 10:07
>どこぞのオヤジ 様
鳴る、光る、動くが楽しいオモチャの絶対条件です。
子供の頃の憧れは、鉄道模型とラジコンでしたがビンボー町工場の小倅には遠い存在だったなぁ。
Commented by シュタイナー at 2014-09-20 15:33 x
南部。懐かしいですね、当時、旧軍ものを探していて購入したのが規制後の金色のモデルの14年式でした。例によって小学校での戦争ごっこで壊してしまった。学校では担任の旧軍出身の先生が懐かしがって、使用方法を南部のみならず、38式から擲弾筒まで教えてくれたのが、本当にいい思い出です。いまでも心の支えで恩師と言える数少ない先生でした。
 ところでホルスターはレプリカですか?何気においてある程度のよさそうな98式軍刀のようなものは本物でしょうか?(程度がよさそうでうらやましいです)
Commented by 1944-6-6 at 2014-09-22 00:02
>シュタイナー 様
コメント、ありがとね!

しかしハドソンは三回も南部を作り直して・・・よっぽど好きだったのかなぁ。
ホルスターはリプロで本当はパパ南部用ですが十四年式も問題なく使えるようです。
98式は登録証付で中々良い感じです。
銘も入っています。
Commented by entaro at 2014-09-25 11:31 x
十四年式、グアムで撃ちましたが、確かにマガジンを抜くとボルトがバシャッと戻ってしまうのは心臓によくありませんでした。

ガバ等に比べ、リコイルが銃を回転させるような感じで来るので、撃ちづらかった(単に慣れの問題?)記憶があります。
Commented by 1944-6-6 at 2014-09-25 21:04
>entaro 様
オレもグアム行った時に撃ちゃあ良かったなぁ!
悔やまれます。

しかし、グアムでの射撃ってアレ撃っておけば良かったとかコレをやり残したとかって悔やむ事ばかり・・・
なんだか、まるで青春時代のようで進歩がないですねぇ。
いい歳オヤジーが・・・
Commented by entaro at 2014-10-01 16:20 x
ちょっと高かったですが、思い切って撃ちました。 PPKも撃ちましたよ。
Commented by 無駄遣いじーじ at 2014-10-03 16:22 x
今日は。
先日も拝見させて頂きましたが,本日は初コメで御座います。
管理人様のブログと比べるとじーのブログなど恥ずかしい限りです。
アップされている画像が秀逸ですね。
じーはこのようなセンスがありませんから,ひたすら手ぶれの無いよう撮ることだけを考えております。(^_^;
Commented by 1944-6-6 at 2014-10-03 22:12
>無駄遣いじーじ 様
初コメ、有難うございます。
狭いアパートの風呂場を使っての写真ですから、褒められると僕こそ恥ずかしい思いがします。
かといって立派なスタジオセットが有れば・・・もっと素晴らしい画が撮れるわけもなく。
らしく、なんちゃってと言う勢いだけが僕のセンスです。
じーじさんの作品のような手間と忍耐は2~3回生まれ変わらないと習得できそうもありません。
何れブルーイングの手ほどきをお聞きしたいです。
Commented by カバ男 at 2014-10-03 23:35 x
南部かぁ~。なんぶ・・なんぼ・・なんぼのもんじゃオンドリャ~!か。

そういやハドソンよかもっと古いの持ってたなぁ。動かないアルミのカタマリだったけど。
ハドソン見たとき、「南部って本当はこんなにおっきかったのかよ!」と感激したっけ。
なんか胸に滲みるようなデザインですよね、なんぼ。いえ南部。
Commented by 1944-6-6 at 2014-10-04 13:22
>カバ男 様
南部はイロイロとありますねぇ。
真鍮の文鎮とかも・・・
ロッケンが大昔に真鍮の板をロウ付けで張り合わしたなんてのを出していたとか。
知り合いが家宅捜索だかで押収されて、K察から戻ってきたときはロウ付けを取られて板っ切れに戻っていたとか(笑)

ちょっと見てみたいですなぁ・・・