"人はパンのみに生きるにあらず" (ケイズ ブログ)

MGC オフィシャル ポリス 38口径リボルバー

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先日、ノンベンダラリとヤフオクを見ていたらMGCのオフィシャル ポリスが出品されていた。
急にアドレナリンが上昇し入札をしたのだが・・・予想外の高値にゲンナリと退散する羽目になってしまった。

でも・・・考えてみれば我家のどこかに、オフィシャルは眠っているはずなのだ。
サルベージすれば良い!・・・と、まぁ考えてはみたが、おびただしいオモチャに埋もれている我部屋で、数年見ていない『たかが38口径のリボルバー』を見つけるのはまず無理だと思った。
BARやブレンガンですら一度見失ったら、ハレー彗星のごとく今世紀中に遭うことは無い・・・そんなカオスな部屋なのだ。

ところが神様のイタズラか悪魔の冗談か、はたまた何気に整理されていただけなのか、ヒョイとあっけなく出てきてしまった。 あ然!

う~ん、しかしコルトのリボルバーは美しい、S&Wとは異なる上品な色気がある。
日頃の言動からか、ドーも僕はガバ好きオート好きと勘違いされているが、いっちゃん好きなのはローリング・トゥエンティあたりの38口径リボルバーなのである。
いわゆる何気ないがキッチリ仕上られている上等のテッポウという事だ。
ミルマークやダレたエッジ、平らじゃない平面部分なんかは、あってはいけない。
かつてコルトには『サイドマン』と呼ばれる平面を研ぎだせる一級の職人がいたそうである。 イイね!!

ツーことで、帰ってきたオフィシャル ポリスをご紹介しよう。
最初の写真は、あえてこの正統派の美人をアングラな感じで画像処理してみた。
かえってキリっと見えるから不思議だ。



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うって変わって法の番人っぽい感じではないか。
パイソンなんかとは違う飾り気のない上等な道具のイメージだ。

実物は、さぞやカッキリと作動するんだろうと想像しただけでゾクっとする。
アアッ、コッキングしてみたい! スイングアウトしてみたい! 分解してみたい!・・・(←おかしいぞオメェ!)


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オフィシャルをMGCが製作したのは1970年位だとか。
よくぞ作ってくれました・・・って感じだが。
ガタは多いし、ダブルアクションでシリンダー回りきらないし、ハンマーはリバウンドしないし、そのせいでハンマーノーズは長すぎるし・・・と不満が多いのも事実だ。
ただし、褒める点もある。
シリンダーストップだ。
実物とは異なる作動方式だがモデルガンには最適だ。
調整も楽だ。

出来るならば今の技術で、もう一度作って欲しいモデルガンである。


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このオフィシャル ポリスは、スゲェ昔にMGCが後楽園でやったガンショーで買ったフレームに、アチコチから部品をかき集めて仕上たものだ。
カートはオリジナルだが、元箱などは一切ない。
面だし等で表面のメッキが汚くなっていたので、今回の撮影の為に再度金塗装をしなおした。
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タニコバさんは映画好きと聞いたことがある。
だからこのオフィシャル ポリスを作ったんだろうと、勝手に思い込んでいる。
となると、やっぱミリポリをやって欲しかった。
MGCのミリポリを見てみたかったと思うのは、決して僕だけではないはずだ。





by 1944-6-6 | 2014-07-10 03:16 | 絶版モデルガン | Comments(16)
Commented by PRODUCTS ZEKE at 2014-07-10 13:39 x
奇遇?ですね。
最近、このような商品を出しました。
http://ameyoko05.exblog.jp/22474323/

パイソンと共通なシリンダーで357カートが共通な強引さが、時代をうかがわせます。

私もこれが意外に好きで大事にしているひとつです。
Commented by 1944-6-6 at 2014-07-10 14:52
>PRODUCTS ZEKE 様
う~ん、これじゃあ広告塔だなぁ・・・
Commented by シュタイナー at 2014-07-10 19:51 x
先日はどうもでした。懐かしい、私もかつて持っていました。確か子供同士の撃ち合いに使用して壊してしまったのですが、、そしてMGCといえば、あのカートと思っていたら、ZEKEさんで復刻していたとは、平玉火薬を詰めた懐かしい日々を思い出しました。
Commented by 1944-6-6 at 2014-07-10 21:25
>シュタイナー 様
子供同士の撃ち殺し合いにオフィシャルを使うとは・・・アンサン、やっぱ変わりモンでっせ。
昭和の子供はハイパトで打ち合うのが基本です。
コウゲキにして爆竹の火薬入れて(たまにMg)シリンダーがぶっ飛ぶ手前までパワーアップして友人の耳元でドカァ~ン!
何人ものハイパトが殉職していったそうな・・・(全て妄想で事実ではありませんが、ピーメ用のムクの44-40じゃないとピカカートを作りにくかったとか・・・)
ヤスリでシリンダーをスッポンポンにしてガンベルト用の飾弾を装填して、前からの景観を楽しんでいたとか・・・昭和の子供たちの空想の種は尽きません。

Commented by キケロのジョー at 2014-07-12 06:12 x
オフィシャルポリスは持ってませんでしたけど、357マグナムとポジティブは持ってました。両方とも今は持ってませんw
昭和55~56年ころはまだボンドショップで荒い仕上げの金属モデルが売られていましたけど、ぜーんぜん興味なかったです。
そのころいくつかのMGCモデルガンを売り払いました。
そして当時流行ってたBMXのカスタムバイクを買ったという愚かな話。

ハイパトはヤスリでギコギコするよりもホットナイフを使いました。
Commented by イチロー at 2014-07-12 16:18 x
私の予想(あくまで願望が強い予想):タナカが各種Jフレのオールドタイプを出す(昨今)→M37 スクウェアグリップで3吋の日本警察仕様が出てヒット→あまり売れなかったポジティブがスクウェアバットグリップの警察仕様として発売されヒット→リボルバーが売れることを知り、ミリポリの決定版を狙って各社からPreM10が出る(2・4・5吋)→追い風・神風が吹きオフィシャルポリス&コマンドーが出る→コルト45口径M1917が出る。→金策に困る。→メーカーは儲かる。オリンピックが来る前に実現したら悶絶しますねえ。MGCオフィシャルポリスは遠の昔にヤフオクで売却。大枚はたいて買ったLAトップアートのM10ミリポリはキャストのパーツと表面の塗装が縮み、ポインターのオフィシャルポリスもパテの部分が痩せ、悲しくて悲しくて・・・頭が薄毛になりました。
Commented by どこぞのオヤヂ at 2014-07-12 16:48 x
OPバレルの右側の刻印って、smが付くちょっと前から途中が抜けてるんですよね。

最初の頃のには 「MGC MODELGUN CO. MADEIN JAPAN 」だったのが、
「MGC MODELGUN CO. JAPAN 」ってマヌケな奴になってしまいました。

よくハンマーノーズピンが勝手に抜けてきてしまい、知らずにガチャガチャやってると
フレームの脇がピンでたたかれてガチャガチャに凹んじゃうのが欠点かな・・・。
Commented by 1944-6-6 at 2014-07-12 23:22
>キケロのジョー 様
何と健全な青春時代でしょうか!
テッポウばっかじゃなくて、おねーちゃんとかバイク(BMX)とか音楽とかに上手にシフトしつつ、テッポウでも遊ぶのが良い良いと思います。
僕は何処かでミスをしたのか現在がこんなんです。アハハ!

是非に非ず
Commented by 1944-6-6 at 2014-07-12 23:34
>イチロー 様
何と健全なオッサンの妄想なんでしょう。
若かりしキャンディーズが我家で至れり尽くせりの激サービスをしてくれる妄想より、イチローさんの妄想の方が憧れます。
出来れば、形骸的なモデルガン規制を改正をしてくれればいう事なし!
全部Zincで見たいですねぇ。

あっ、それと完全版のトンプソンM1921/1928/1928A1も妄想に盛り込みましょうね。
Commented by 1944-6-6 at 2014-07-12 23:42
>どこぞのオヤヂ 様
確かにハンマーノーズピンは困りもので、写真のオフィシャルにも醜い打痕が付いています。
まぁ、亜鉛のハンマーの宿命で、どうしてもカシメが緩くオフィシャルに限らず起こっていました。
リアル構造のツケって感じですかね。

あっ、そういえばハイパトではそうなった記憶が無いなぁ。
Commented by カバ男 at 2014-07-13 23:37 x
コイツ、ハンマーの形がイイんですよね。
「MGCどうしちゃったの?!」ってぐらいでした。特に起こしたとこがカッコよろしい。
パイソンみたいにちょくちょく折れなかったし(笑
Commented by 1944-6-6 at 2014-07-14 00:40
>カバ男 様
素晴らしい処に気付いていらっしゃる!
そうなんですよね! 
ラインが綺麗で、コッキングしたところもイイんだ。
撃針がチト長いけど・・・

コクサイやタナカのパイソンはデホーンド・ハンマーにならないけどMGCのは僕も時たまありました。何故?
Commented by どこぞのオヤヂ at 2014-07-14 22:05 x
>ホーンド・ハンマーにならないけどMGCのは僕も時たまありました。何故?

機種違いですが、MGCコンバットマグもデホーンド・ハンマーになるヤツばかりだったですね。
名前のごときトンカチみたいなノーズがイイ感じでした。
当時は300円でハンマー買えたけど・・・。

あらためてオフィシャルのノーズを見直すと「アイスラッガー」みたいです。
Commented by 1944-6-6 at 2014-07-15 10:59
>どこぞのオヤヂ 様
今見るとMGCコンバットマグナムのハンマーノーズって、これでもかっていうmassiveな造形でしたね。
全体にハンマーがリバウンドしないモノが多くて、装薬したカートを入れてシリンダーを戻す時に、若干ハンマーを指で起こしていたような感じでした。
特にオフィシャルはそうだった様な・・・
まぁ火薬入れ過ぎてシリンダーが戻らなかったり、無理に戻した途端暴発したり・・・怖かったなぁ。
今のキャップ火薬では起こりえない事です。
信じられないくらいの鬼印優秀平玉(素敵なネーミングだ)を消費していました。
ガバのピカでは1発あたり20~30粒の平玉を入れたような記憶がありますが、今はキャップ1粒でも怖い!

そういえば、CMCのダイアモンドバックにはハーフコックがありましたね。
Commented by カバ男 at 2014-07-18 22:39 x
あ、すすすいません。
下のベレポケんとこで「紫覆面」使ったの忘れてて「カバ男」にしてしまいました。
いやこれは手痛い失態。わざわざ覆面被った甲斐がなかった。
どーすっかな今後。
Commented by 1944-6-6 at 2014-07-19 01:38
>カバ男 様
どっちでもイイです。
適当に使い分けちゃってください。

それか、覆面紫カバ男・・・ってぇのは如何スカ?(笑)