人はパンのみに生きるにあらず                                 "Man shall not live by bread alone."    k’z(ケイズ)ブログ

AR-15とM-16の相違点

世の中には、特に問題も無く進んでいるのだが、考えてみるとドーしても解せない・・・と思う事はないだろうか。
僕の趣味では非常にその手の事が多いのだ。

別に哲学的な話ではなく、銃の事に関しては諸外国と異なり実物を作動させる機会が非常に乏しいことからくる疑問だ。
高校生の頃、M1ギャランドやM14、M16等のロータリーボルトがオペレーティング・ハンドルを引いただけでホントに回転するのか?
M16A2の3点バーストはホントにアレで機能するのか?
等々・・・

そんなドーでもいい事が絶えず頭の中を渦巻いていた。
大体は何かで実物を見て解消してしまったり、そーいうもんだ等と納得してしまっているのが現実である。
e0162444_23494426.jpg
これはAR-15の無可動銃のアッパー・レシーバーを逆さに見たところだ。
いわゆる旧加工品というヤツだが、このころは溶接されているとはいえボルトや先端カットされてはいるがファイアリング・ピンも残っていた。
Old day is good day・・・ってヤツだ。

まぁそんな事ではなく、よく見ると・・・ハッ!
ファイアリング・ピン後部がみょーに露出している。
こんなんだっけ?

そこで調べてみた。
e0162444_23501637.jpg
AR-15とM16では上記の写真のように異なっている。

????

なんの為に・・・
e0162444_23501671.jpg
ハンマーもフルオート用のノッチをカットしているだけではなく、前面上部もカットが入っている。

?????

こんなことしたらボルトが戻る際にファイアリング・ピン後部に引っかかってしまうのではないか?

作動する実物のAR-15やハンマーを持っていないので試すことができない!
でも、この仕様でコルトが一般にAR‐15を販売していたのだから支障はないはず。

でも一番の解せないポイントは、何故AR-15以前にあるM16と異なるのかってことなのだ。
多分だがセミ・フルのM16とセミオンリーのAR-15との違いが隠されているのだろうが。

ドーも解せない!

その後、中二程度の英語力で英文を解読した結果、このボルト・キャリアーやハンマー等のセミオート・オンリー化の改良は、コルト社のラルフ・ケネディという人がデザインして特許を取ったシステムで、ようはディスコネクターが削れたたり壊れたり、もしくは取り去ったAR-15を発砲した場合、発砲後後退したボルトが前進する際にコッキングされていないハンマーの全面のノッチがファイアリング・ピンの段の付いたとこに引っかかりボルトの作動が止まってしまうという事で、容易にフルオート化出来ない為のようだ。
ディスコネクターが機能している場合はボルトが前進する際にハンマーがコッキング・ポジションでホールドされているので、ハンマー全面のノッチはファイアリング・ピンに触れない。

などという理屈は解ったが、実際に見てみないとドーも納得がいかない・・・というか実際見てみたい!

AR‐15をお持ちの方に是非検証して欲しい!
出来れば目の前でやって欲しいものである。


他にもM16A2のフラッシュ・サプレッサーの怪がある。
かなり前に疑問に思った事だったのだが、当時気に留めるヤツもいなかった。
しかしこれは「百聞は一見にしかず」だった。
e0162444_23494482.jpg
M16A2のフラッシュ・サプレッサーはスリットが5本しか入っていない。
米軍のマニュアルだと真ん中のスリットが真上に来るようにセッティングしろという事になっている。
どうやって位置合わせするんだろう・・・と暫し悩んでいた。

ある日、A2用のサプレッサー用のワッシャーを見ていたら目から鱗が流れ出して止まらなくなった。

成るほど!
e0162444_23494400.jpg
M16やAR-15用の同ワッシャーは緩み止めに切れ目が入った一枚に鉄製だが、A2用はピール・ワッシャー(Peel Washer)と呼ばれるもので、非常に薄いアルミの輪っかが何枚か鉄のベースワッシャーに圧着されているものであった。
Peelとは剥く(皮などを)といった意味で、キッチン用品でも野菜等の皮を剥くピーラーがあるがあれと同じ意味あいだ。
この薄いアルミ・ワッシャーを一枚ずつ剥いていってサプレッサーの中央スリットをセンターに合わせていくわけであった。
何だか原始的だが・・・

これもワッシャーを見るまでは全然考えてもおらず想像すらしなかったが、事実を知ってからマニュアルなどを見かえすと確かにPeel Washerと書いてあった。

これらのドーでもいい事は一度考え出すと非常に気になる。


追伸:俳優の蟹江敬三氏が逝去されたとの事。
昔から何気に好きだった俳優さんだ。
若い頃は悪いゴロまき役が多かったけど、歳がいってからいい味を出されていた。
ああいうオジサンになりてぇな。
69歳だそうで。

先日も宇津井健氏が逝ってしまった。
東京パトロールのキャップが・・・

お二人ともごゆっくりお休みください。





by 1944-6-6 | 2014-04-05 02:46 | 無 可 動 銃 | Comments(4)
Commented by シュターナー at 2014-04-06 21:15 x
どうも4月はいそがしくてなかなか時間がとれません。
そんななかでも、まったく同じ疑問に悩まされていたとは、とくに16については、画像を見ていてずっと悩んでいたんです。助けられました。
 
Commented by 1944-6-6 at 2014-04-07 04:03
>シュターナー 様
お疲れ様です。
生きてゆくには全く必要のない疑問、誰かに聞くも質問の意味さえ分かってもらえぬ疑問。
何気に、そんな闇の疑問を共有しているんですねぇ。
そんな疑問を払うには蟲師を呼ぶしかないか
Commented by マキシマス at 2014-07-28 02:41 x
こんにちは。マキシマスです。
4月の記事に、今頃コメつけて申し訳ありません。
皆様、大変に深いお話で楽しんでおられますね。
しかし、とても綺麗なアッパーレシーバですね。
最近の新加工では、テイクダウン出来ないので魅力も半減ですね。
Commented by 1944-6-6 at 2014-07-28 11:33
>マキシマス 様
実物を見れば一目瞭然の事がアレヤコレヤと疑問に思われます。
まぁ、ドーでもいいことばかりですが・・・

無可動実銃も最近は高くてイヤになります。
おまけに御上の言いなりの加工や、ドーでもいいアイテムばかりではお金を出す気になりませんね。
となると、買っておけばよかったモノへの後悔が・・・

バカですねぇ!