古い広告
上の写真はシンメトリックな構成が洒落た感じを出しているMGCの広告。
イイ感じだ!
しかし”フロント フィーリング”ってぇのは・・・ハイファイセットかい!(笑)
このあたりにMGCとのセンスの違いがあって面白い。
全くの余談だが、大昔”ソクラくん”ちゅーブキミな人形が「カニタリブ~!」って謎の呪文を唱えてたTV番組があったのをご存じのだろうか?
あれってブリタニカの逆だったと気づいたのは不覚な事に数年のちの事だ(笑)
てぇーことは、このトランクはスラッシュ様御用達のものなのですな!
敵も味方もどちらも称えるMGC!
やるねぇ(笑)
昔の広告は止められないね・・・もう、売ってないけど(爆)
ところで、一番下のP08の写真、恐らくスチール製(?)の試作モデルだと思われますが、マガジンが製品版の下部が飛び出たハーネルタイプではなく、通常タイプなんですよね。側面にP08の刻印があることから、モーゼル社の最終タイプであるブラックウィドーをモデルにしたことは間違いないと思います。
当時のMGCビジェールによれば、設計の参考にした実銃は、MGCが海外から持ち帰ったもので(要するに密輸)、MGC社員による事件も絡んで、後で警察に任意提出したのだとか・・・。そんなことを何の悪びれもなく書いてあるのに目が点になりましたが、それで何のおとがめもなしで済んだという、当時はなんともおおらかな時代だったということでしょうか・・・まあ、ライフルだって、初心者講習会も不要、散弾銃連続10年所持の条件もなく、いきなり買えた時代ですからね・・・
少年誌や青年誌の裏表紙にコルク銃からモデルガン、はたまた国旗やライターまで並べたどこぞの写真広告とは月とスッポン!
MGCも人でなしな行為を行ってのし上がったわけですね!流石です(笑)
でも広告は素敵です。
初めてCMCガバを手にした時に持っているPPKよろしくトリガーを思いっきり引きましたが微動だにせず。
CMCガバのトリガーのチェッカリングは指に転写されながら「こりゃあ壊れてんだな!」と思い込みました。
あのまま銃の事など何も知らずに大人になれば今頃は医者か弁護士・・・だったと思うんですよ。
そうすればポルシェとか乗って綺麗なおネーさんと遊んでいたでしょうね。
しかし・・・PPKがウソンコでCMCガバが正しくてブローバックっていうのがあってロータリーボルトがあってトンプは1921だとかリュングマンだとか・・・そんなことを覚えてしまったので人としての道を外してしまいました。
・・・っていうか、貴殿のかかれたことが全て一瞬にして理解してしまうのがイヤだなぁ(笑)
たとえば・・・「あの頃はモデルガンの値段は「3800円」が標準だったなあ」とか、「小学校の同級生がP38アンクルタイプのフルセットを持ってたけど、触られてくれなかったっけ」とか「SAAのシビリアンにスタ管詰めて撃ったっけなあ」などなど。
ギリギリで規制の前だったので、「それなりの」モデルガンを持っている友人がけっこういました。
私がハドソンの14年式を手に入れた時には、金色・閉塞モデルでしたが、嬉しかったなあ。(今も崩壊せずに手元にあります)
甘酸っぱい思い出が蘇りました。ありがとうございました。
MGCは夢とロマンを与えてくれました。広告の中に有る洋風リビング。暖炉、鹿角の銃架、小さなインテリアも遠い外国の世界。昭和40年頃の日本人が憧れていた海外の夢を凝縮していました。そういうチラシを眺めている日本人は社宅や二階建ての木造アパートに住んでいて即席ラーメンを啜ってたりしてたんでしょうけれど。
僕は昔を思い出す時に必ず友人知人恋人嫁さんの事も共に思い出します。
印象に残っていることって僕の場合一人じゃなかったですね。
そんなパーソンズに不義理をしながらジジイになっちまった!
僕自身が嫁さんに段ボールに入れられて捨てられました(笑)
小さい頃から紙もの資料を蔑ろにする愚か者だったので綺麗にとってあるマニアを羨ましく思いますね。
ブログでレポするものってこの5~6年に貰ったものばかりで当時自分で買ったものは既にボロボロで廃棄されているんです。
戦後の”強いアメリカ””裕福なアメリカ”といった文化に憧れていたんでしょうね!
デッカくてテイルに羽根のはえた車やビフテキなんか今でも憧れです。
だから今の病んだようなアメリカ文化は嬉しくないです。
だから今のテッポーは好きになれないのかなぁ。
でも古いGun誌なんかの広告はメチャクチャ楽しいですね。