人はパンのみに生きるにあらず                                 "Man shall not live by bread alone."    k’z(ケイズ)ブログ

カテゴリ:無 可 動 銃( 53 )

M1 GARAND GAS CYLINDER LOCK SCREW

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皆さんもよくご存じのM1ガーランドのガス・シリンダー・ロック・スクリューだ。
手持ちのものはこの3種類があった。

左から初期型のソリッド・タイプ。
中がグレネード・ランチャーを装着できるようにモディファイされたガス・カット・バルブ内蔵のタイプ。
右はソリッドタイプだがほとんど見かけないもので感じから戦後のものと思われる。
勿論、ガスのカット・バルブは入っておらず、前面部に穴が無いのでグレネード・ランチャーはのみならず戦後採用のM5A1銃剣も装着できないものだ。
民間型か?もしかしたら戦後のNM用なのかもしれない。
資料によるとNM用はバルブの入っていないソリッドのシングル・スリット・タイプということだ。
実物を見たことが無いのでわからないが・・・NMのだったら嬉しいことだ。
まぁ、雰囲気からたぶんコマーシャルタイプだろう。
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M7グレネードランチャーを装着したM1ガーランド。
このランチャーを使用するためにバルブ入りのロック・スクリューが採用された。
このランチャーは装着した時点でロック・スクリュー内部バルブを後方に押し解放させるので、シリンダーへのガスの流入がカットされてボルトが作動しなくなるのである。

因みにM1カービンではこのガス・カット・オフがないため、M8グレネード・ランチャー使用時には対戦車榴弾などの重いものは発射禁止だった。
最悪な場合、テッポー本体やストックが破損するということだ。



by 1944-6-6 | 2017-03-13 22:00 | 無 可 動 銃 | Comments(8)

M1 ガーランド 大戦型トリガーガード

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M1ガーランドのプレス・タイプ・トリガーガードは戦後生産型のイメージがあるが大戦後期から採用されている。
上の写真がそれだがちょっと見は戦後のものと変わらない。
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しかし、この部分がフック型に加工されているのだ。
戦後型は”くの字”に曲げただけなのである。
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全くどーでもいい蘊蓄だが・・・結構珍しいパーツなのだ。


by 1944-6-6 | 2017-03-02 23:45 | 無 可 動 銃 | Comments(4)

Colt Model 1847 Waker by Uberti

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デカイ!
コルトM1847ウォーカーの印象はそれに尽きる!
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見た目はコルトの1851や1860あたりと変わらないが・・・とにかくデカイ!
そして・・・重い!

この無可動実銃は長さが39cmで、重さはなんと2㎏もあるのだ!

S&W M29の8 3/8"よりも大きいのだ。
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口径はS&W M29と同じ44口径だ。
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構造的にはその後のモノと全く同じだ。
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無可動銃なのでハンマーは動かない。
銃身にも鉄棒が溶接されている。
右側面には20×6㎜のスリットが開けられ内部の鉄棒に溶接をしている。
シリンダーは中身がからっぽになっている。
改造防止の為だ。
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さすが元本物。
ニトロプルーフ・マークが打たれている。
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シリンダーの彫刻にはインディアンと戦う騎兵隊が描かれている。
シリンダー・ボルトのノッチが初期タイプである。
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なかなかカッコいいフォルムだ。
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グリップは木製でウレタン仕上と思われるが濃い色味がイイ感じだ。
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ローディング・レバーは唯一の可動部分だ(笑)
特にロックはなく下に引くだけ。
スプリングのフリクションで止まっているだけだ。
簡単には外れてこないが・・・実際に発砲した場合は外れてきそうだ。
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ウベルティ社製。
黒色火薬オンリーとのことだ。
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銃口は閉塞されている。
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フォーシングコーン部も閉塞されている。
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スリット部分。
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ハンマーの溶接部分。
ガッチリ固定されている。


近日中の出品予定なので宜しく!



by 1944-6-6 | 2016-12-21 23:30 | 無 可 動 銃 | Comments(4)

MG2だった!

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先日お伝えした無可動銃の出品についてだが・・・
MG42とのことだったがその後の整備中に希少なMG2だと判った。
初期のG3ライフルの無可動をお持ちのマニアなどには共に飾りたいアイテムだ。

ご存知ない方もおられようが "MG2 Machinegun" とは、戦後ドイツがかつての連合軍や被占領国から返還されたMG42を7.62㎜NATO仕様に改修した機関銃なのである。
因みにMG1はMG42をたたき台に7.62㎜NATO仕様に再設計された銃である。

MG1/MG2共に使用弾薬は7.62㎜NATO弾で、給弾にはMG34/42でも使われていた連結された非分離式の50連メタリック・ベルトのみを使用するようになっていた。
その後に正式化されるMG3は分離式のメタリック・リンク(M13リンク:米軍のM60のもの)が使用できるように改良されNATO諸国での共用(FN MAG/M60)が可能になったわけだ。

今回の出品のものはその希少なMG2であったのだ。
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ご覧の通りMG42と全く区別がつかない・・・当たり前だが(笑)
しかし、フィードカバーとフィードトレイがNATO弾用に完全に新造されている。
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アモベルトは旧ドイツ軍のMG34/42のものだ。
一つ一つのリンクが小さなスプリングで連結されていて分離できない。
基本的に50連発だがベルトどうしを繋げることが出来るので長くすることは可能だ。
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308NATOと記してしまったが実際は7.62㎜×51㎜NATOで薬莢の長さが51㎜だ(NATO諸国ではインチではなくミリメーターを使用している)。
対して8㎜モーゼルは7.92㎜×57㎜だ。
薬莢の長さの差は6㎜だが弾頭重量の差(NATOが9.7g、モーゼル12.8g)があり、装弾1発だとモーゼル弾のほうが8㎜ほど全長が長くなる。
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このフィードカバーとフィードトレイがNATO弾にあわせて短くなっているのでこの部分は全くの新造品だ。
もしかしたらMG1からの流用なのかもしれないが・・・
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銃身交換用のレバー部分だが日本に輸入される前に溶接固定されていたようだ。
無可動銃(Deactivated Gun:直訳すると非活性化された銃 )の基準も国によってかなり異なり、撃てなければ良い場合もあれば動く個所を全て溶接で固定する場合、マガジンを完全に使用できなく一部をカットもしくは潰す等々いろいろあるらしい。

このMGもどこかの国でDeactivated Gunとして作動部分を固定して販売されていたものを、再加工して日本の基準に合わせて輸入されたモノのようだ。
その時にこのような発砲に関係ない箇所の溶接を削除して、商品価値を高める加工したのではないかと推測される。
したがって、この稚拙な溶接削除は日本のマニアとかが行った事ではないのでご安心を。
全くセンスのない作業が驚くほど見た目を悪くしているが、銃に愛のないジンガイの作業なんてこんなもんなのだろう(怒)

輸入時期としてはマスプロ的に無可動銃が入りだした、かなり初期のアイテムで今の基準では輸入が難しい "旧加工" と呼ばれるタイプだ・・・と言って違法品ではないぞ!
旧加工品は今やマニアの間では神格化された限定アイテムなのだ(笑)
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フレームエンドやフィードカバーのロック部分にも愛のない所行の痕が見える。
リューターに細かい砥石を付けて慎重に擦っていけばかなり印象も変わってくるのかもしれない。
お手軽に友人のMG42やM53からパクってくる・・・なんてマニアとして "ゲス" なことだけはしてはいけない(笑)
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排莢口から溶接を盛りつけてボルトを固定している(左部分)
銃身も内部を溶接で塞いだうえで、取外せないようにフレーム側に溶接してある。
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シアーは上面をカットされ使用できないがちゃんと残っている・・・ってことはトリガーテンションがオリジナルどおりだということだ。
トリガーを引くとシアーの下降を指に感じられる。
全くもって非常にささやかなことだが、おバカなオヤジーにはこれが嬉しく堪らないのである。
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刻印は紛れもなく1943年製のMG42だ!
なんだか嬉しいのだ。
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バットストックはベークライト製のモノが付いている。
シャープなシルエットは木製のものとは比べ物にならないほどカッコイイのだ。
何処となく ドルフィン って感じだ。
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バイポッドは全体がプレス加工で製造されている。
上部にNATO軍のマークと部品番号が打刻されている。

他の部分にもNATOのマークが打刻されているが、これが戦後ドイツの証なのであろう。



MG2を出品しました。
http://page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n181664344




by 1944-6-6 | 2016-08-17 22:01 | 無 可 動 銃 | Comments(2)

拝啓 三八式歩兵銃 様

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出品のご依頼で来られた三八式歩兵銃 様である。
日本の象徴的な小銃でガーランド/トンプソン好きの僕も一目置いている美しいフォルムだ
刻印から名古屋陸軍造兵廠の製造であることがわかる。
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木部はやはり傷みはあるが表面を一皮むかれたようには見えない。
そういう意味ではイイ感じだ。
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遊底覆いの後端にはシリアルが打たれている。
其れで見る限りは銃本体とは異なるが旧軍の銃には無くてはならない必須アイテムだ。
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菊花紋章は削られているのではなく、上からタガネなどで潰した感じだ。
勿体ない話だがこれも戦後の歴史の一コマなのである。
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機関部/遊底の加工はこんな感じで溶接ガチガチだ。
遊底の状態から見ると抽筒子(エキストラクター)は残っているように見えるが・・・
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弾倉内の受筒板と発條は欠品している。
鈎子も溶接止めになっているので引き金は動かない! 残念!
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割れもあってお疲れを感じるが基本的に当時のままのようである。
無可動銃の楽しみとしては、時代を経たものが「ここ」に有るということに尽きる。



by 1944-6-6 | 2016-07-16 23:00 | 無 可 動 銃 | Comments(2)

50口径 ブローニングM2 売ります!

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重たいものを動かす体力が枯渇しないうちに50口径を売りに出すことにした。
全く 170cm 40㎏ の巨体は腰にくる。

そんなわけで梱包は出来ないので、東京の品川区のk'z(ケイズ)まで引き取りに来られる方だけに購入お願いしたいのだ。
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銃本体は AC スパーク プラグ社製。
RIA 1943の打刻があるので1943年に ロック アイランド アーセナルで整備されているようだ。
M3トライポッドも1943製。
ただし、若干の戦後改修はされているはずだ。
使っていたのだから当たり前だが、銃身はオリジナル(米国製)ではないと思われる。
自衛隊のモノを見ても銃身に三ツ輪マークが入っているのを確認している。
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50口径M2は航空機タイプAN/M2も製造されているが AC スパークプラグ社は陸軍用のM2を製造していたメーカーだ。
戦後、航空機から外されたかなりのAN/M2は地上型に変更されているようだ。
なんといってもB-17爆撃機1機で13挺からのAN/M2を装備しているのだ。
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旧加工品でボルトは閉鎖していてダミーカートにエキストラクターもかけられる。

気になる方はメールください。
コンディションは写真の感じで大戦中の 鉄っぽい感じ です。
ヤフオクに出品しました。
60からのスタートです。
(これから某専門店入ってくる場合は120だそうです・・・)
http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k220762016

商品のお問い合わせはこちらまで。
mail : kz_gunshop@yahoo.co.jp
tell : 03-6421-6029(17:00~22:00 不在の場合は恐縮ながら時間をおいておかけ直しください)



by 1944-6-6 | 2016-07-02 21:00 | 無 可 動 銃 | Comments(8)

大戦型 M1ガーランド リア・サイト Asse

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大戦中だけで400万挺以上が製造されたM1ガーランド ライフル。
全体の4/5をSA(スプリングフィールド工廠)が製造し、残りの1/5をW.R.A(ウィンチェスター社)が請け負っている。
数字的にはW.R.AはSAに比べ非常に希少なわけだ。

M1ガーランド自体はベトナム以降も各国で使用されていて自衛隊でも使用されている。
古い特撮映画には非常によく登場していて、場合によっては空砲を撃っているようで単発で操作しているものがあったくらいだ。

その為、戦中のものをモディファイしている場合が多く部品を入れ替えられているのだ。
リペア(修理)の為に新しいパーツになる場合や、仕様変更によって使える部品でも交換されるものもある。
今回紹介のリア・サイトもその一つだ。

戦中のものは実際は中期型になり初期/後期は一見するとよく似ている。
中期型はウィンテージ・ノブにロック・バーが付いているので識別しやすい。
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これが中期型の分解写真だ。
カシメなどで外せない部品はない。
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右側のウィンテージ・ノブの部品構成。
ロックバーとロックバーのクリック用のスプリングとワッシャーで出来ている。
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左側のエレベーション・ノブはシンプルな感じだ。
Battle Rangeと指標が打刻されている。
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こちらは戦後のT105E1と呼ばれるリアサイトだ。
大戦型はロックバーが緩みやすく不評だった為に、こちらに換えるように指示が出ていたようだ。
M14ライフルも基本的にはこのT105と全く同じだが、使用弾薬や銃身長が異なるためエレベーション・ノブのヤード目盛だけが違っている。
どちらも作りはまったく同じで目盛さえ気にしなければ交換使用可能だ。
因みにM1ガーランドはメモリが12まで刻まれているが、M14は11までで途中にMの文字が打刻されている。
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大戦型のリアサイトだ。
上下左右への着弾調整はまずウィンテージ・ノブにある四角いロックバーを反時計方向に回して緩める。
この時に中のスプリングがチッチッとクリックをさせる。
それからエレベーションやウィンテージをノブを回して調整して、ゼロイン調整が終わったらロックバーを締めて不用意に回らないようにするのだ。
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ロックバーを緩めて浮かさないとエレベーション/ウィンテージのノブは回らないのだ。
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昔に読んだサイトの初期調整は、エレベーション・ノブを回してサイト・アパーチャーを一番下まで下し、そこから9~10クリック上げたところにBattle Rangeを合わせてネジを締める。
その後は実際に試射して最終調整するというものだ。
ただし、かなり昔に読んだGun誌の記事に出ていたことなので、記憶も不確で全くの見当違いかもしれないことをお断りしておく。
このつたないレポでM1ガーランドの中期型(大戦中)のリアサイトの形状や機能がお伝えできていれば幸いである。


by 1944-6-6 | 2016-06-07 22:30 | 無 可 動 銃 | Comments(5)

世界にたった一つのもの

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此処に2挺のM1ガーランド ライフルがある。
Winchester Repeating Arms製 #2359995 と Springfield Armory工廠製#1911151だ。

W.R.A #2359995は1943年10月~1944年6月に製造されたシリアルレンジ 2350000~2440000の内の1挺で、S.A #1911151は1943年9月~1943年12月に製造されたシリアルレンジ 1900000~2200000の内の1挺だ。
僕が思うに、このどちらかは1944年6月6日にノルマンディーに行っていたかもしれないのだ。

それぞれに打刻されたシリアルナンバーがD-day以前に製造されていたことを教えてくれている。
基本的に世界に一つしかない番号だ。
そんなことからドーデもイイ情報を知り妄想に浸れるのも、実物(無可動銃だが)の楽しみ方だ。
ただ・・・このライフルが喋ることが出来たら・・・きっとものすごく怖い話を語ってくれるのかもしれない。


何はともあれ本日は "D-day" から72年目の6月6日である。


by 1944-6-6 | 2016-06-06 22:00 | 無 可 動 銃 | Comments(4)

M60 G.P.M.G

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Webで検索しているとM60 G.P.M.Gの細かい写真っていうのが、ことのほかあまりない事に気づいた。
それならばと、20年前に買った無可動銃の写真を撮ってみた。

M60好きな方はジックリご覧いただければ嬉しい次第である。
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M60のバット・ストックにはスイベルの位置によって2種がある。
前部下側にあるものが初期で、ショルダー・ヒンジの上にあるのが後期タイプになる。
写真のモノは初期型だ。

無可動銃なので発砲や機関部の作動こそはできないが、ある程度の分解は可能で鋼鉄の擦れあう感触を楽しめる。
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M60は構造が非常に簡単だ。
機関部から出ているのがバッファーだ。
バット・ストックはこのバッファーに固定され保持する。
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これが初期型のスイベルだ。
基本的には全周回転はしない構造だ。
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上から見るとボルト1本で固定されている。
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固定用の六角ボルトの後ろにある薄い板状のものは、折り返して六角ボルトの緩み止めになる。
写真は折り返す前の状態で、これでは緩み止めの役目にはなっていない。

余談だがこの緩み止めのやり方はMG42のバット・ストックのロック機構への緩み止め方法とよく似ている。
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ストックからは外すとこんな部品構成になっている。
ネジ部の一部平面カットが全周回転を防止しているのだ。
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フィード・カバーを外す。
大きな爪(ラッチ)の付いたアモ・ホルダーが初期型の特徴の一つだ。
ベトナムの写真などで左サイドの缶カラが取付けられているのを見かけるが、あれはリンクされたベルト弾をスムースにフィード・トレイに導くためのものだ。
C-レーションの空き缶をこの爪に挟み込んで固定している。
その後タイプではこの爪のあるタイプは廃止され、フィード・トレイにぶら下ったハンガー・タイプに変更されている。
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フラッシュ・サプレッサーを外すとバイポッドは簡単に取り外せる。
写真のフロントサイトも初期のタイプで後期はサイト・ポストの肉抜き部分に平らな部分がある。
ブランク・ファイアリング・アダプターの固定部分にあるので、その関係のモディファイだと思われる。
緩み止めのワイヤーは僕が適当な針金を取り付けたモノだが、実際は物凄く硬い針金で出来ているのだ。
捩じって止めるのだがこれにはワイヤーツイスターなるペンチのような工具で行う。
カー用品店の工具売り場にもあるようだ。
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ブランク・ファイアリング・アダプターを付けた実際の写真。
フロント・サイト・ポストで固定しているのが判る。
バイポッド・ベースがプレス製の初期型だ。
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銃口はベッタリ溶接で閉塞されている。
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グリップ・アッセンブリーはこのスプリング状のストッパーをずらして固定ピンを抜く。
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外してばらしてみた。
実際はこの他にシアーとそのスプリング等がある。
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アモ・ホルダーは結構ガッシリしている。
此処に直接取り付くアモ・パウチがあるのだ。
セフティ・レバーも初期の削り出しタイプ。
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2枚のM60の写真だが上のほうが新しいタイプだ。
排莢口の直後の穴が2個である。
下は元々のタイプで穴は3つだ。
排莢口自体の長さも若干長いようだ。
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バレル交換用のレバーも初期型はロックが無く、カチッ・カチッとするクリックがあるだけだ。
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フロント・サイトは調整することは出来ない。
バイポッドのベース部分は鍛造製のモノでかなりガッチリ出来ている。
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これはベトナムの写真だと思うが、バイポッド・ベースがプレス製のモノだ。
ハンドガードも初期のモノでバット・ストック同様にスイベルが下に付いている。



by 1944-6-6 | 2016-05-27 22:30 | 無 可 動 銃 | Comments(4)

M14 Rifle Flash Suppressor Nut Wrench (Castle Nut Pliers)

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今回もM14好きの貴兄にお届けするアイテムだ。

フラッシュ・サプレッサーを止めているキャッスル・ナット
を外す専用レンチである。
写真のモノがミリタリー品かコマーシャル品かは判らないが、WRENCH-7790493 RIFLE M14の刻印が入っている。
ブルー仕上げがコマーシャルっぽいが不明だ。
しかし、この取外し/取付作業以外は拷問くらいにしか使えない汎用性ゼロのアイテムだが、作業するうえで有ると無いとでは天と地ほどの差があるのも事実なのだ。

まぁ、専用工具ってものはそんなものが多い。
巷のマニア自体がそんな存在な気もするが・・・(苦笑)


全くの余談だが、僕はこのキャッスル・ナットという呼び方が好きだ。
レンチの切欠きが、中世ヨーロッパの城の屋上にあるツィンネ(のこぎり型狭間)を模してのことだろうが、なんかイイ響きだ。
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さて、使用方法だが、まず1/16インチの六角レンチで緩み止めのネジを外す。
JISの1.5㎜でも使えるが、あまりきつい時は使用しないほうがイイ。
なめてしまったらメンドクサイことになるだけだ。
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キャッスル・ナットの前面のスリットにレンチの先端部を差し込んで、グリップを握りまわしていく。
ただし、実物はメチャクチャきつくねじ込まれている場合があるので、滑らせて手を怪我をしたり銃を傷を付けたりしないように気を付けたい。
フロント・サイトが乗っているだけに、サプレッサーが動いしまったら意味が無いのでしっかり固定されている。

安っぽいチャラい感じのレンチだが、シッカリ熱処理されているのか曲がったり削れたりはしない。
さすが実物用はヘヴィーデューティだ。
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こんな感じでキャッスル・ナットを挟みこむのである。
こう見ると正にヨーロッパの城(キャッスル)にあるツィンネによく似ている。

レンチは地獄の亡者が閻魔大王の前で舌を抜かれる時に鬼が使う道具を連想させる。
嘘つきにはどこか嫌なアイテムだ(笑)



by 1944-6-6 | 2016-05-13 22:30 | 無 可 動 銃 | Comments(0)