人はパンのみに生きるにあらず                                 "Man shall not live by bread alone."    k’z(ケイズ)ブログ

2017年 08月 21日 ( 1 )

New England small Arms製 B.A.R M1918A2

e0162444_20362987.jpg
第一次大戦末に実戦投入された米軍の自動火器がB.A.R(Brownig Automatic Rifle/発音はビー.エー.アールでバーではない)である。
ただし実戦配備のすぐ後に大戦が休戦となってしまったが、それなりの高評価はあったようだ。
米軍は第二次大戦直前の1930年代にそれまでのM1918に幾つかの改良を加え、M1918A2としてモディファイした。
そして1940年代初めにニュー イングランド スモール アームズ社(以下 NEと表記)とIBM社に対してM1918A2の製造を発注している。
その2社の製造総数合計は208,380挺で、NEがその約90%の188,380挺を製造している。
第一次大戦でB.A.Rを製造したのはブローニング社、コルト社、マーリン-ロックウェル社、ウィンチェスター社、第二次大戦後の1950年代にロイヤル・マックビー・タイプライター社が生産している。(R.M.Tのトリガーフレームは鋳物製が多い)
e0162444_20362976.jpg
写真のM1918A2 B.A.RはNE製で208,380挺のうちの1挺だ。
間違いなく第二次大戦中の製造である。
全体にパーカライジングされた感じがある意味近代兵器のイメージだ。
WW1当初採用のM1918 B.A.Rはパーカライジング処理技術が確立されておらずブルー仕上げだ。
1930年代にA2タイプとしてモディファイされた際にパーカライジング処理がされたようである。

ちなみにB.A.Rはクローズド・ファイアと思われている方が多いがオープン・ファイアなのである。
したがってこの状態では発砲できないのだ・・・って、無可動銃じゃあ発砲できないが(笑)
e0162444_20363642.jpg
初期のM1918のリアサイトは通常状態(サイトリーフを倒した状態)でもM1ガーランドのようなピープサイトだが、1940年代以降に製造されたA2タイプはUカットのオープンサイトになっている。
e0162444_20363069.jpg
コルトとウィンチェスターが初期に製造したM1918にはB.M.R(Brownig Machine Rifle)の刻印が打刻されているものもある。
レシーバー上部の出っ張った部分は内部にロッキング・リセスがあり、その部分のカバーのようなものは上部からリセス部分の加工をした際の加工穴を塞ぐ蓋だ。
e0162444_20363585.jpg
シアー自体は取り外されているが旧加工品には多くのパーツが残っているのは嬉しい。

第一次大戦のM1918はセミ/フルのセレクティブ・ファイアだが、M1918A2はスロー/ファースト(遅/速)の切り替えだけで単発射撃はできなくなっている。
e0162444_20363672.jpg
写真のバイポッド初期のタイプ。
上下調整用のミッキーマウス・ネジがパッドに近い下部にあるが、後期型はそのネジが上部にあり30口径M1919A6マシンガンと共用になっている。
e0162444_20363682.jpg
ショルダーヒンジはいかにも分隊支援火器っぽい。
スィベルの後ろの穴はモノポッド(単脚)用のものだが、あまり使用されないようでその後に無くなっている
e0162444_20363774.jpg
銃身のプルーフ・マーク(P)が見える。
よくキャリング・ハンドルが銃身に取付けられているイメージがあるが、大戦末に採用されたアクセサリーなので戦中の写真ではほぼ見ることがないようだ。
映画「プライベート・ライアン」でも取り付けられていないが、銃身に取り付けて擦れた跡が光っている。

ということで大戦を気どる僕は付けないのだ(笑)


このB.A.R M1918A2は明日出品予定しちゃいます。
なんといってもジジイには重すぎるんです(笑)

出品しました。
この無可動銃は25年くらい前にエリカクラブで購入したものです。
当時の購入価格は27万円でした。
まだ、Sレジメンタルスが東京にお店を出す前ですね(笑)


by 1944-6-6 | 2017-08-21 18:00 | 無 可 動 銃 | Comments(13)