人はパンのみに生きるにあらず                                 "Man shall not live by bread alone."    k’z(ケイズ)ブログ

2017年 08月 01日 ( 1 )

ナカタ ブローニング ハイパワー

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ナカタ製のブローニング ハイパワーのレストアの御依頼があった。

早速分解してみるとシアースプリングが折れているうえに、シアー自体が経年変化の為か全く正常に機能しなくなっていたのだ。
幸いにマルシンのABS製を持っているとのことで部品のコンバートしてレストアをすることにした。

ご存じのとおりこの二つ(ナカタ金属製とマルシンABS製)は材質が異なるくらいでほとんど同じ製品なのだ。
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シアーはポン付けで取り付けが可能だったが、ハンマーのコッキング・ノッチ位置が金属製と微妙に違っているため組み込むとハンマーのコック出来なくなっている。
ただしこの個体だけのことかもしれないがそこは不明である。
取りあえずハンマーのノッチ部分を若干削れば事足りそうだったがマルシンABSの方がプッシュ・ピンなどが無くて綺麗だったためこちらを使うことにした。
ハンマーストラットやスプリングは全く同じものなのだ。
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ここで問題が生じた。
そのままでは機能するがセフティが効かなくなってしまったのだ。
子細に見てみるとシアーがセフティにかかる部分が形状変更されている。
これはセフティ自体の固定の仕方が変わったことに関係あるようだ。
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面倒なのでセフティもマルシンを使うことにした。
フレーム側のセフティが入る部分を極々削ることで問題なく入りしっかりと機能をするようになった。
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こうなりゃ交換できる部品を片っ端から見ていく。
やってみるとトリガーやスライドストップ、レコイル・スプリングガイド、同プランジャーなどが交換可能だ。
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上の写真のパーツがポン付もしくは極軽度の加工で交換可能だ。
ナカタの予備部品として揃えておいてもいいかも知れない。

スライドストップなどは壊れやすいので非常に有難く、しかもスプリングガイド&プランジャーも取り付けるとしっかりと抜け止め効果を持たせることが出来る。
ランヤード・リングもネジがバカになりやすいのでネジ部の長いマルシン製は重宝だ。
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マガジンはマルシンのものはキャッチの位置が低いのでキャッチの掛かる部分を2㎜弱上に広げれば問題なく使用できる。
左がマルシンで右がナカタ製で、左マガジンのキャッチ穴はすでに加工された後のものだ。
ナカタ製はパーカライジングのものだったのでマルシンのブルー仕上げも気分が変わっていいものである。
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ホルスターはバックハイマー社製のコンシーラー・シリーズ。
ガバ用と思って購入したのだがハイパワーの方がぴったりしている。
トリガーの切り欠きもピッタリだし・・・う~ん、やられた(笑)
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クラーク社と合併する前の製品のようだ。



by 1944-6-6 | 2017-08-01 21:00 | 絶 版  ナ カ タ | Comments(4)