人はパンのみに生きるにあらず                                 "Man shall not live by bread alone."    k’z(ケイズ)ブログ

Beretta BM-59 7.62㎜ Riful

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このBeretta BM59ライフルは最近某店で入荷したものだが以前から非常に興味のあるテッポーだった。
理由としてはM1ガランドからのモディファイ・タイプでフルオート射撃も可能としている点だ。
いわばガーランドとM14の間、ある意味ミッシングリンク的な存在なのである。
いったいガランドのパーツをどのように後加工しているのだろうか・・・そこのところが知りたくて購入した古くからの友人に無理を言って借りてきた。
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口径は7.62×51㎜ NATO弾なのだがレシーバーはガーランドと同じサイズである。
そこがM14と異なるのだ。
そのためM14の細身なイメージはなくボリューミーな感じでこれまたイイ感じだ。
ただし、男っぽい感じなので間違っても”シャリィーン”とは呼べない(笑)
レシーバー先端(薬室部)にあるのがセレクターでM14とは全く異なりM2カービンのそれに近い。
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マガジンは20連でM14と同じだがサイズ的には全く異なり交換性はない。
トリガーハウジングもレシーバーと同じくガランド流用のものと新規製作(PB製)があるようである。
トリガーガード前にたたまれているのがウインタートリガーで、すべての形式に装着されている。
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フルオート・ポジションのセレクターだがM2カービンとよく似た形式だ。
しかし真っサラ状態のパーツは非常に嬉しい!
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これがフルオート時のシアー・トリップ・レバーの状態だ。
オペレーティング・スライドが戻ると先端部を押し下げる。
ここもM2カービンと同じだ。

注:ウインター・トリガーを作動状態にしている。
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セレクターをセミオート・ポジションにするとシアー・トリップ・レバー・ガイドが回転してシアー・トリップ・レバーの先端部を押し下げる。
オペレーティング・スライドが戻ってもシアー・トリップ・レバーには触れない。

注:ウインター・トリガーは前方に折りたたんでいる。
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このBM59にはセレクターをセミオートで固定する規整子が付いている。
機能させるためにはシアー・トリップ・レバーを外してセレクターも外す。
三角形の出っ張りがある板がセレクター・ストップ・プレートと呼ばれる規整子だ。
これを外してポジションを入れ替えればOKだ。
あとはセレクター取り付ければセミオート・ポジションに固定される。
なかなか優れた構造だ。
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装弾用のクリップはM14のものがそのまま使える。
クリップガイドは削りだされたパーツをガランドのレシーバーにロウ付け(溶接?)されている。
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ライフル・グレネードはNATO規格のもので基本的に大戦中の米軍と同じ径でそのまま使える。
グレネード・サイトを引き起こすとバルブが閉まってバレル内のガスをカットして、高圧のガスがピストンにかかることはなくなる。
便利なアイデアだ!
因みに取り付けているのは米軍のM11訓練用ダミー対戦車榴弾だ。

しかし、今回入荷されているこのBM59や先にレぽしたM12サブマシンガンはコンディションや無可動加工の面で大変に素晴らしい!
どちらもかなり欲しい!
特にBM59はM1ガランドやM14を持っているだけにたまらない!(M2カービンもあったか)
次回も同じ加工になることは全く分からないだけに今回のものは・・・ほかのものを控えても欲しい!
絶対に近来まれにみる稀少品だろう。

今ならコンディションのイイもの選べるしねえ。
う~ん、マジで考えてしまった・・・って、入院なんかで大変な時になのにね(苦笑)



by 1944-6-6 | 2017-07-12 20:00 | 無 可 動 銃 | Comments(2)
Commented by ゲベール at 2017-07-13 23:57 x
こんばんは。

自分も某店で見ました。
おっしゃる通り、M14が細身のモデル体型的なのに、このベレッタは筋骨粒々のオッサンってとこでしょうか?

構造は確かに面白い。
ここまで手をかけて改造するのは、一から(銃を)造り上げるのとはまた違う、いろんな困難があったであろうと想像出来ます。

とにかく、凄い手間かと。

これなら、始めからはM14をライセンス生産したほうが、はるかにコストダウンにつながるのではないかと思いますがね~。

とはいえ、歴史のひずみ(ハザマと言うより)のおかげで誕生した、大変興味深い銃ではありますね。

Ps.クリップを載せた画像のオペハンだけ、メーカーが違ってますよ(笑)

Commented by 1944-6-6 at 2017-07-14 16:37
>ゲベール 様
大量に作ってしまった余剰物資の活用といったこともあるんでしょうか?
レポのものはPB刻印のみですがフレームが大戦初期タイプです。
幾つか写真を見ると後期型の角ばったフレームもあるのでどういった製造をしたのかこれからも観察していきたいですね。

因みに・・・貴殿の言うようにオペハンの違うように見えるのはSA刻印のものをベレッタがモディファイした改造ものです。
途中曲がっているガランドのオペレーティング・ロッドをストレートに矯正し、途中から切って先端にステンレスのピストン部を付けています。
勿論フルオート用の切込みも入れていますね。
ゼロから作るよかは安く上がりそうです。
写真だけでそれが解るとは・・・鋭い観察眼です!