S&Wのトリガーメカニズムへの拘り
写真のモノはCMCのフレームにコクサイのハンマーとタナカのトリガーを組み込んだものである。
よく知られているように、S&Wリボルバーのダブルアクションはトリガーの2か所がハンマーを起倒していくのである。
上の写真の2色の矢印で表しているところだ。
この時点では黄矢印部はハンマーにふれていない。
ここが凄いところだ。
このタイミングが狂うと、トリガープルに影響が出て引っかかったり重くなったりする。
これでシングルコックに近いところまでハンマーが起きていく。
昔のモデルガンはこのS&Wメカが再現されていなかったのだ。
この一連の作業中にシリンダーを正確な位置まで回転させロックしておくこともトリガーだけでおこなっている。
生真面目な働き者だがもの凄く単純で合理的な動きなのだ。
そこが好きなんだな!
まぁ、CMCだけじゃなくMGCをはじめ各社がそうだったが・・・
CMCの44マグナムのフォルムは力強くてすきだったがこの点が気になっていたのだ。
今回、各社の部品を使って再現できたことは非常に嬉しいことである。
何故タナカのトリガーを使うかって・・・
ワイドタイプのターゲットトリガーだからだ。
コクサイのはセミワイドのスムースだからM29には似合わないってことになるのだ。