人はパンのみに生きるにあらず                                 "Man shall not live by bread alone."    k’z(ケイズ)ブログ

M1 カービン リア サイトについての考察

e0162444_22022188.jpg
くしくも「本物(用)VSモデルガン(用)」をレポすることとなった。
お付き合いのほどを・・・

今回はM1/M2カービンのリアサイトだけを見てみよう。
フェチなレポート・・・
実物は以前レポしたCMCのM2カービンに取り付けているモノで、随分と昔に付け替えている。
因みにこのCMCカービンは1980年5月製だ。

変わってCMCオリジナルのリアサイトは1978年7月の刻印があるM2カービンのもの。
ボルト自体やファイアリング・プレート/エジェクターに違いがあるが、これは調査の後に再度レポする。

e0162444_22022094.jpg
左が実物で、右がCMC。
CMCは左右のウィンテージのみ調整可能でエレベーション調整は出来ない。
実物のプレス加工製品なのがよく判ると思う。

カービンのリアサイトは3種類あり、これが後期タイプに属する。
初期はフリップタイプと呼ばれているもので、2段切り替え式のL型リーフのものだ。
M16A1などとよく似ているタイプのものだが、左右へのウィンテージ調整は出来ない。
中期からはウィンテージ/エレベーション調整が可能になり、部品も切削加工で出来ていて大型化しゴツイ感じがする。
MGCのプラスティック・モデルガンやマルシンのエアガンに付いているのタイプがそれだ。
e0162444_22022103.jpg
実物にはJACの刻印があるが、東京の蒲田や渋谷で作ったものではない(笑)
しかしCMCも上手くコピーしている。

因みに52年規制前の初期型CMCカービンは、米軍払い下げのM1903A3ライフルの実物リアサイトを付けていたことは周知の事実である。
e0162444_22021157.jpg
CMCはEリングでエレベーション・ノブのナットを止めているが、実物はナット部分をかしめることで止めている。
e0162444_22021239.jpg
実物ではサイト・アパーチャーが100~300ヤードの範囲で上下する。
クリックが効いているのでカチカチと小気味良い。
左右のウィンテージはどちらもクリックがある。

こう見ると右側のCMCのほうがウィンテージ・ノブのロレット加工が綺麗だ。
e0162444_22021192.jpg
若かりし頃はアパーチャー部のコケシの頭型に憧れていた。
CMCのは型抜き成型の為に逆U字型なのだ。
e0162444_22021147.jpg
1978年製(手前)と1980年製のCMCM2カービン。

僕も全く知らなかったがボルトのシステムが異なっている。
勿論まだ疑似ロータリーボルト仕様になる前だ。

CMCは異常なくらいカービンをモディファイしている。
オペレーティング・スライドがメッキだった最初期型から何種類のバリエーションがあるのだろうか?
CMCのCはCarbineのCなのか・・・

まさか、Carbine Modelgun Corporation がCMCの略じゃねぇだろうな(笑)



[PR]
by 1944-6-6 | 2016-06-27 22:45 | 絶 版  C M C | Comments(8)
Commented by PRODUCTS ZEKE at 2016-06-28 00:18 x
毎度様です。
CMCカービンのボルトは下記の内容で変遷されました。
(タナカ以降は検証していません。)

最初期・オペレーティングハンドルにニッケルメッキ時期
ロスト製・丸形肉厚のM2タイプ形状でエキストラクターとファイアリングプレート機能が一体のロスト製
エジェクターはコイルSP&プランジャ式による起倒タイプ

ガス抜・中期?・オペレーティングハンドル黒染め時期
ロスト製・丸形肉厚のM2タイプ形状でエキストラクターとファイアリングプレート機能が一体のロスト製
以降のエジェクターはマガジンを挿入することで持ち上がる起倒タイプ

ガス抜後期・オペレーティングハンドル黒染め時期
ロスト製・肉抜き前期形状でエキストラクターとファイアリングプレート機能が一体のロスト製

S52規制直後
亜鉛製・丸形肉厚でエキストラクターが別体のプレス化とファイアリングプレートがエジェクター機能を兼ねたプレス製

S52規制後・中期?
亜鉛製・丸形肉厚でエキストラクターがファイアリングプレートが機能が一体のプレス製、エジェクターがレシーバーに差し込まれたプレス製

S52規制後・後期?ロータリーボルトに構造変更以降
亜鉛製・肉抜き前期形状でエキストラクターが別体のプレス化とファイアリングプレートがエジェクター機能を兼ねたプレス製

私が把握しているのはこのような感じです。



マガジンも当初は実物互換性に配慮し、互換されないようにマガジンケース両サイドにリブをつけ、
キャッチ用突起が後ろ側に1個だけにしたもので30連タイプが最初期型でした。

その後、15連タイプが追加され、キャッチ用突起が左側に1個になったり、後ろ側に2個のみになったりしていましたが、
ロータリーボルト化されたころにはトリガーフレームが形状変更されて、実物マガジンとの互換が可能になっています。
Commented by グライフ at 2016-06-28 08:34 x
マルシンの手コキM1を持っているので勉強に成りました。笑
Commented by Schutze600 at 2016-06-28 10:51 x
CMCM1カービンのリアサイトがスプリングフィールドタイプから実物ではサイトガードがプレススチールになるこの最終タイプに変わったのは、「リアサイトが変わりました」というGun誌のCMC広告で覚えています。広告写真には実物が使用されていました(笑)。

ちなみに、この最終タイプは、1950年代半ばから支給が始まったようで、この前の削り出しのサイトガードのT21型が登場するのは、当時の記録写真で判断する限り、ヨーロッパでは連合軍がドイツ領内に突入した1945年の3~4月頃からで、太平洋戦域では6月の沖縄戦終了まで全く確認できません。恐らく、全く支給されていない。

米軍ライフルの支給状況は、M1ガーランドも含めて、WW2の全期間を通じて広く使用されるのは最初期タイプがほとんどで、戦争末期にやっと中期タイプが少数現れ、後期タイプは1950年半ばからというパターンが多いようです。

装備も同様で、アサルトベストのように、1944年の製造後直ちに支給され、使い勝手が悪く使用後即廃棄処分されたアイテムも無いことはありませんが、多くの場合、採用から大体1年遅れで支給が始まるパターンが多いと思います。
よって、この手のモデルガンや装備を使った戦争ごっこは、設定が合わないというのがほとんどだと思います。
Commented by 1944-6-6 at 2016-06-28 23:36
>PRODUCTS ZEKE 様
なかなか資料性の高いアカデミックなコメントを有難うございます。
こういった形の資料はあるようで無いのが現実で非常に有り難いものです。
カービンのレポートはもう何度かやりたいので活用させていただきます。

ところでやたら詳しいですが・・・業界の方なんですか?(笑)
Commented by 1944-6-6 at 2016-06-28 23:38
>グライフ 様
僕もオネーさんの”手コキ”DVDを持っています(笑)
Commented by 1944-6-6 at 2016-06-28 23:46
>Schutze600 様
こちらもアカデミックなコメントで感謝感謝です。
まぁ、日本のモデルガンは戦後の”自衛隊”を基本にしているいますよね。
戦後にモディファイされたものしか知らなかったのは致しかたないです。
資料も少なかったし・・・
無可動銃が入るようになった頃は目からウロコが落ちすぎて結膜炎になりましたわ(笑)
Commented by イチロー at 2016-06-29 22:29 x
CMCカービンが猛烈に欲しかったけど変えなかった時期、ちょうどTVで「猿の軍団」をやってました。お猿さんがM1カービン、主人公ゴドがM16を持ってました。見ながらカービン欲しい、猿ですら持ってるのに!!と思ってるうちにカービン=ヘルメット被った猿という絵柄がインストールされてしまいました。後年入手して実物ストックがぴったと装着できたときの感動ともども記憶は色あせてません。リバイバルしても、WW2仕様がでないのは不思議ちゃんです。M1ライフルの初期ガスポートバージョンもMGがほしい!
Commented by 1944-6-6 at 2016-07-01 00:02
>イチロー 様
サルの軍団は知らないけど映画の猿の惑星でも、さる・・・が持ってましたぁーー!
M1カービンに変な外装を付けたやつを・・・
あれってトラウマなんですよね!