7.7×58㎜ (7.7㎜ Jap)をでっち上げる (ダミーカート製作記)
元々、ミロクはリムドのオリジナル6.5㎜弾は弾倉形状から装填できない。
購入時付属するカートも7.7㎜のようなリムレス形状の中空の真鍮ソリッドタイプだったが、修理依頼の三八式には欠損しているのか付属していなかった。
「7.7㎜ダミーも無えし、なんか面白くねぇ~し・・・!」
ということで、でっち上げちゃおうと閃いたのであった!
実は7.7×58㎜(7.7㎜ Jap)とドイツの7.92×57㎜(8㎜モーゼル)は非常に形状が似ている・・・というか、ソックリだ。
ショルダー部分の感じなんか全く同じである。
ならば、どこの家庭にもゴロゴロしている30-06のカートを8㎜モーゼル用のダイスでネックダウして「らしい」のを造ればいいじゃん・・・ということなのだ!
ケースを絞った後に全長を58㎜にカット(トリム)して、弾頭はいつもの30口径を乗せて全長80㎜に仕上げれば、ほとんどの人はパチモンだとは気づかないはずだ。
・・・って、まぁそれが7.7㎜ Japだとも気づかないと思うが(笑)
今はこれらのほとんど全てがヤフオクなどで手に入る。
便利な時代になったもんだ。
リサイジングオイルを薄く塗ってゆっくりと絞ってショルダーの位置を下げていく。
一気に押し込んではダメだ!
ショルダー部分に大きな凹みができている。
リサイズオイルの付過ぎも考えられる。
不要のオイルが逃げ場を失くしてカートを凹ますのだ。
7.7㎜専用のモノは我ケイズには無いので308用を使った。
ケースのネックに印をつけてそこまでトリミングしていくわけだ。
Lee社のチャンファー・ツールで外側内側のバリを取る。
写真の下側がトリム直後のバリだらけで、上がチャンファリング後のケースである。
左側のモノがチャンファー・ツールだ。
2番目はショルダーの位置がだいぶ下がっているのが判ると思う。
因みに30-06のケース長は63㎜である。
やっぱダミーカート作りは楽しい!
ただし、今回のケースが実銃に使えるのかは・・・不明だ(笑)
頂いたモリブデンスプレーのお礼に差し上げますよ。
お立ち寄りの際に作ってみますか?
次回お伺いしたときに目の前で作ってください。
完成するまでのプロセスが大好きなのです。
OK!ザンス。