"人はパンのみに生きるにあらず" (ケイズ ブログ)

Sturm Ruger Speed-Six by WA (破)

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昨夜に続いて「マルシンM586のパーツからWAのセキュリティシリーズを再生する」をお送りする。
 
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左のスピード-シックスがオリジナルのままで、右のセキュリティ-シックスはM586から改造したパーツが付いている。
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実物とはラチェットの形状が若干異なるが、あまり違和感はない・・・と思うのだが。
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こんな感じで出来上がった。
カートをエジェクトする部分がマルシンは2.5㎜なのだが、WAは2㎜と薄い。
裏側を0.5㎜ほど削って薄くした。
仕上げもそれらしくブルーイングしている。
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部品構成はこの様な感じだ。
イメージ的には大改造のようだが実際削る部分は、思ったよりも少ない。
ただし、寸法はチェックしながらの作業になった。
スペーサーは1㎜の真鍮線を焼きなまして巻き付け、瞬間などで固定した後に外径を合わせて削っている。
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位置決めのピン位置が若干異なるので長円形に穴を拡げた。
この作業が一番気を使ったような感じだ。

後はカートの入る部分を広げて、スター部分の先端をコンマ2㎜づつくらい削ってシリンダーに合わせる。


ここまでの作業で組み込むとほとんど調整無しで作動する。
そしてメチャクチャ調子がイイのだ!
WAのエジェクターパーツが破損崩壊してお困りの方は挑戦してみるといい。
調整がほとんど無いのでレベルはそう高くないはずだ。
(ただし、他のパーツの崩壊もあるので一概には言えないが・・・)




by 1944-6-6 | 2015-12-22 23:55 | シリーズ「拘ってみる」 | Comments(4)
Commented by やっぴい at 2015-12-23 01:04 x
スペーサーの件、1mm短くなるんですね。
ご指摘を見て初めて気が付きました。
削るのも裏だけで良かったのですね。
M586のエジェクターを使う方法は、
私も教えてもらって試してみたのですが、
軸を削りすぎてゆるゆるになりまして、
手間だったこともあって、
結局1丁弄って終わりにしていました。

今回のを参考にさせて頂き、
アルミパイプで継いで誤魔化してる1丁にも試してみようかと思いました。
ありがとうございました。
Commented by 1944-6-6 at 2015-12-23 01:38
>やっぴい 様
軸部分もマルシンが6.3㎜でWAが6㎜とコンマ3㎜しか太くありません。
回転防止の平面部の位置だしがやや手間取った気がします。
裏側はコンマ5㎜削るのでやや手間でした・・・が見えないので気楽です。

ほんと目からウロコの情報で、ありがとございました!
Commented by やっぴい at 2015-12-23 07:56 x
1944-6-6様

いやいや、元々の情報源は確かカスタム屋でござい様か、そのお友達です。
私は教えられて試しただけです……( ̄▽ ̄;)
これに初めて気付いた人はすごいなぁと今も思っています。
Commented by 1944-6-6 at 2015-12-23 16:07
>やっぴい 様

今回の盲点はエジェクターロッドの逆ネジが同規格だったことです。
あのネジが気持ちよく入っていった時に完成が見えてきました。
考えてみればS&Wは逆ネジだというのは判っていたわけで・・・
何事も頭の切替が必要ですね。