人はパンのみに生きるにあらず                                 "Man shall not live by bread alone."    k’z(ケイズ)ブログ

S&W Military&Police .38SP Revolver by Hartford をイジッテみる。

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永いモデルガン人生の中で新製品案内を見て狂喜し・・・発売されてから落胆し・・・憎悪に変わる。
そんな経験が1~2回程あった。
このHWSの「びくとりー」は、数少ないその一つだ。
戦前の38口径リボルバーは大好物である。
特にM&Pは堪らない!
そんな僕がHWSの案内を見て狂喜するのは当然だ。

勿論、当時の同社への信頼は薄かったが・・・リリース後に手に取って泣いたね。
変なハンマーの形と変な位置のコッキングポジション。
舐めて細くなった千歳飴のような銃身。
あえて六人部氏の痕跡を残すとかでカウンターボアのシリンダー用のフレーム・ラグ。
M19そのまんまのシリンダー・フルートなどなど・・・
でもHW化や刻印、5スクリューやフレームトップにリアサイトはなんといってもあり難い。
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この変なハンマー形状とコッキングポジションには深い秘密が隠されているのだ。
ハンマーピンの位置が戦前/戦後ではおよそ3㎜も違う。
戦前のモノは3㎜前にあるのだ。
ただし、これはHWS社だけではなくT社のM1917にも言えることで以前レポしている。

それらの変更より、戦前のダブルアクション時の長いハンマー・ストロークが、戦後のモデルでは短いストロークになっているのだ。(ここでは深く触れないが気になる方は25番氏のHP見てみるとイイ。素晴らしいレポートをされている。)

HWSの「びくとりー」はそのような歴史的なことは問題にせず、ムっちゃんの作った痕跡を大切にM19のまま作っちゃったのだろうか。
それなら素直に戦後のM10を出しゃあイイのに・・・である。
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という事で我探偵団では・・・って、探偵ナイトスクープきゃよ!(ジヨーダンです)

という事で我慢できないケイズではそこにコダワリ、無謀にも7㎜のアルミ板を購入しハンマーを手で削り出し、戦前のM&Pへの挑戦を始めたのだ。
まずHWSのハンマーピンをもぎ取り、3㎜前方に新たに穴を開けた。
元のピン穴部分はプラリペアで埋めている。
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パクった写真から起こした下図。
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こんな感じでアルミの厚板を切り出した。
ババババッ穴開けて切り抜いていったのだが、案外面白い。
これをヤスリで仕上げていく。
先日YOUTUBEで見たパキスタンのダッラ村の職人のようである。
でも、向こうはスティールでこっちはアルミ。
ぜんぜん楽である!

ただし、撃針とかダブルアクションリレーとかをどうするか?
全く考えてない行き当たりバッタリの製作開始だ。
フライスが有れば楽ちんなのだが、ケイズはダッラの非公認姉妹工房なのだ。
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なんかウサギみたいでカワイイ!
そういえば昔、近くの駄菓子屋にウサギの形のパンが売っていた。
そのものズバリのウサギパンって呼んでいたが・・・今もあるのだろうか?
チョコでコーティングされていたような。

左のピンが新しいハンマーピンだ。
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実物・・・イイねぇ!やっぱ!

もう一つのコダワリがリアサイト後方のフレーム形状だ。
大体のモデルガンのモノはKフレームNフレーム共に、ここの形状がダメだ!

人によって感じ方は異なるかもしれないが、もっとなだらかで角が立った感じにしたい。

続く



by 1944-6-6 | 2015-06-08 23:28 | ハ―トフォ―ド | Comments(2)
Commented by Schutze600 at 2015-06-09 17:07 x
国際のミリポリが(プラモ金属も)、あまりにも外観がブサイクでがっかりだったので、HWSのスタイルは結構リアルに思たものですが・・・・
なるほど~、ハンマーピンの3mmの違いは初めて知りましたが、旧型ハンマーだとコックした時の印象は段違いで、この差は大きいですね~。
私の場合、HWSで気になったのは、ランヤードの取り付け位置でした。
実物は、グリップの真ん中からやや前に付いていますが、HWSは真ん中から後ろについています。HWSのネジがフレームを貫通する取り付け方法では、仕方ない点だと思いますが、結構、気になりました。

25番氏のミリポリの記事読みました。なるほど・・・・
彼は、元自体校のRFPの選手だそうですが、銃器に関する造詣は相当なものがありますね。
以前、ワルサーP38のエキストラクターがなぜ左側なのかの考察を読んで目からウロコが落ちた経験があり、いつも参考にさせてもらっています。
Commented by 1944-6-6 at 2015-06-09 18:15
>Schutze600 様
実はHWSのランヤードの位置は密かに変更されているんですよ
今のモノは発売当初のよりも7㎜も前進した位置にあります。
今回のミリポリは初期のモノですが、ランヤードリングを埋める予定なので問題なしですが・・・

しかし、ランラードの位置を指摘するとは・・・貴殿は何モンなんですかね(笑)