KSC製 マカロフPM Part2
ベレッタとは好対照だ。
普通はレバーが水平状態でOFFだろう・・・と思うが、そこがロシアなのか。
でも、ガバなどのブローニング系は押し上げて安全が働く場合があるか・・・
ダブルアクションではハンマーを起こすメカは独特で面白い。
空薬莢はWOLF製で昨年グアムで友人が発砲したものだ。
今回のマカロフは東北のT氏からの借り物というか調整を頼まれたものだ。
はっきり言ってトリガーバー(インストが無いので正式な部品名は判らない)は亜鉛ではダメだ。
曲ってしまいシアーを押し上げられなくなりハンマーが落ちなくなっていた。
この個体だけのこととは思えない。
ダブルアクションでトリガーに嵌っているピンへのストレスはかなり大きい。
それがトリガーバーを外側に曲げてしまいトリガーバーが伸びた状態となり、それでトリガーの引きが浅くなってしまっていたのだ。
その点、マルシンのPPKは鉄製(驚くことにマルシンのパーツには焼きが入っている)になっていて曲らない。
対応として考えたのはトリガーバーの横に板をはりスライドに当たるようにして変形を防ぐか・・・トリガーの引きを深くするかだ。
スライドへの負担は避けたかったので、やや乱暴ながらトリガー前面上部を削りもう少し奥まで引けるようにした。
これでバッチリとハンマーが落ちるようになった。
メデタシ! メデタシ!
さて、ここで気になったのが仕上げだ。
実物は綺麗なブルー仕上げだがKSCは全くの艶消しで色気も何もあったもんじゃない。
お得意のナイロンバフで全体を磨きツヤを出してみた。
それなりに感じが出たと思うが・・・
HW材なのでブルーイングしたら何とも映えるだろう。
あっ、それとグリップを外すのがメチャクチャ大変だったが、割り箸をマガジンキャッチの後ろに入れてコジコジして少しづつずらしていくと何とかなった。
ガタのないのは素晴らしいことだが、これでは全くのお門違いではないだろうか。
因みに実物はそのままでは取り付けられないとのことである。
フォルムの良い銃だけに、なんだかなぁ・・・
PS : その後、某スレを見たら同じようにシングルアクションがパーになったとの書き込みがたくさんあった。
やはりこれは致命的欠陥なのかもしれないな。
トリガーバーをハードスティールにすれば問題解決だが・・・ありえない。
困っていて分解のできる人はコメ(非公開コメでOk)をくれればメールにて僕的対処をお教えします。
分解ができない人は送ってくれれば実費で調整しますよ。
KSC製マカロフは私も欲しいモデルで、今度の出張の際にでも購入しようと考えてます。まぁ私はガス入れて射撃などほぼやりませんので気になりませんが、素材の『亜鉛』という響きはどうも苦手でアレルギー反応に近いものが・・・・・
しかしKSCさんはMGCさんの企画や開発にも手掛けていたり部品供給も行っていた老舗のモデルガンメーカーだからトリガバーなどの成型などには気を使うハズなんですがどうしちゃったんだろう。発表から時間がかかって少し焦ったのかなぁ。
因みに私のトリガーバー???も最近は下方へ曲がりっぱなしです。(笑)
マカロンなんて洋風モナカみたいな名前ですが、左右の貼り合わせでもないみたいですね。
え?
実物グリップがつかないし不調だし、動かさないならオクで安く出てくると思うけど。
そのほうがお買い得かもね!
今回の事は大陸系のプラモなんかではよくあるパターン。
なんせT氏のマカロフは50発くらいで逝ってしまいました。
メーカーで開発時の試射よりは少ないはず・・・と思います。
因みに股間の50口径も今や無可動ディアクティベイテッドですわ!
沖縄の社交街に行った頃が懐かしい!
オイラはビール呑まねぇし・・・試せないなぁ。
ガリルといい外国は栓抜きが好きだね。
マカロンといえば古い映画で「フォロー・ミー」ってのが有って、その中でとぼけた探偵がベスパに乗ってよくマカロンを食べていたのを思い出しましたわ。
小僧だった僕はそれが喰いたくて喰いたくて・・・
しかし、このマカロフは喰えねぇな!
実物グリップも何とか装着できるように頑張ってみますね。
ブログ掲載の修理品マカロフはその後100発以上の空撃ちにも耐えています。
今のところ問題の兆し無・・・快調です。
ただしマガジンのガス容量が少なく20発持つかって感じ。
もう少し遊べると耐久テストもはかどるかも・・・