ARMALITE AR-18S by Sterling part 4
この個体はスターリング社製なのだがアーマライト製や豊和製に比べると溶接の跡がかなり目立つ。
使用されていくうえで補強として加えられた加工だと思うが・・・
バットプレートはゴム製だ。
鉄板も薄くてやっぱ華奢な感じだ。
AR-15(M16)のグリップにも同様な張り出しとスイベルの位置にヘコミがあるが付けられてはいない。
形状はAR-15用と全く変わらないが、マガジンキャッチが入るスリットはAR-18(180)特有のものである。
しかし鉄製が物凄くMGCっぽい!
中央に開けられた丸穴(5㎜)は何のためかは不明だ。
取り付けた状態。
ただしAR-18のレシーバーの鉄板は焼き入れされていないので結構柔く広げることは容易い。
若干広げれば入るのだ。
見た目よりも長く感じる。
これはボルトを回転させるためのボルト カム ピンが通るもので、ロッケン製はこのレールが付いていないということだ。
たぶんボルトキャッチをシアーとして使っているのでその為だろうと思う。
それとハンマーピンがネジになっている。
何のためだったかはロッケンを見せてもらったのが随分前なので恐縮ながら全く覚えていない。
ロッケンのグリップは全く耐久性の無いレジン(?)のようなもので何挺か見たが全てが破損していた。
JACのものを付けていたマニアもいたが梨地なのですぐ判る。
バットストックは木を削ってそれらしく見える程度のものだった。
それ以外にストレートなチャージング・ハンドルとかダスト・カバーの有無も言われるが実銃でも初期はロッケンと同じなので識別点にはならない。
強いてあげれば、マガジンがMGCの亜鉛製M16のものなので前後に1㎜程短い。
これはマガジンハウジング内のネジ止めのスペーサーを外してしまえば実物を取り付けられる。
識別点ではないが元々が豊和製なので写真のスターリング製に比べると全体が丁寧な造りだ。
VFCから鉄製のGBBエアガンが出ることを祈願してレポを締めくくる・・・まず無いだろうけど(笑)
ネットで調べてみたらオークションサイトのAR-18用マガジンの説明に「Weep hole (水抜き穴)」とありました。
しかもそのサイトのマガジンには左右上下に穴(double weep holes in both sides)があります。
ほんとうかな・・・?
「armslist.com AR18 40rd magazine weep hole」で検索してください。
なるほど!水抜き穴なんですか!
しかしなんで上にあるんですかね?
どうでもいいことですがWeepって単語でビートルズの「While My Guitar Gently Weeps」を思い出しました(笑)
ちなみに、weepは、涙を流すという意味ですが、転じて、しずくがたれるという意味になって、weep hole(水抜き穴)という表現になるようです。でも、水抜き穴は、ちゃんと底に空いているので、違う感じもしますけどね・・・
まぁ、僕も今はこんなヲタクに成り下がってしまいましたが、1960年代1970年代を生きた人なんで知ってますよ。
洋酒、洋モク、洋楽は当時の僕には一つ上の存在でしたが・・・洋プラモもそうでしたっけ(笑)